2008 Fiscal Year Annual Research Report
モルモット咽頭粘膜および輪状咽頭筋におけるニューロペプチドの動態に関する研究
Project/Area Number |
18791232
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
横堀 学 Kitasato University, 医学部, 助教 (40317029)
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Keywords | 輪状咽頭筋 / 咽頭粘膜 / 嚥下機能 / ニューロペプタイド / SP / VIP |
Research Abstract |
モルモット咽頭粘膜および輪状咽頭筋におけるニューロペプチドの動態に関する研究において平成18年度においてはまず本研究における手技の取得、および関連学会への学術収集のための参加、および関連する臨床医学における論文投稿を行った。 まず、正常モルモットにおいて咽頭粘膜上のSPの定量を行うに当たり、形態学的に免疫染色を用いて咽頭粘膜組織上のSPの染色、および染色されたSPの定性的評価方法について検討した。同様に輪状咽頭筋においても形態学的に組織上のSPに対し免疫染色を行い定性的評価方法を検討した。 またVIPに関してもそれぞれ咽頭粘膜組織および輪状咽頭筋において免疫染色による定性的評価方法について検討した。 定量的評価方法については、咽頭粘膜組織および輪状咽頭筋をホモジュネートし、定量を試みた。 現状においては、定性方法に関しては比較的安定したデータが採取でき評価方法については妥当と考えられるが、定量に関してはSPの半減期が短い事が影響し、各測定においてデータの再現性が乏しい結果となった。SPの定量方法に関しては組織採取穂法および、組織からのSPの定量方法について今後一部変更し検討を加える必要があると思われる。 また、関連する臨床での論文投稿は、喉頭癌患者に対する喉頭温存手術後における嚥下機能に関わる内容を投稿した。喉頭温存手術後における輪状軟骨および舌骨の位置に関する検討を投稿し、受領掲載された。 最終年度である平成20年度においてはSPの定量方法についての検討を加え、咽頭粘膜採取方法、およびSPの定量方法の検討を加えた結果、昨年度に比べ再現性を高めることができた。
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