2018 Fiscal Year Annual Research Report
誰でもできるプログラミング学習を活かした小学校外国語活動の授業開発
Project/Area Number |
18H00011
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
堀 力斗 関西大学, 初等部, 専任教諭
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Project Period (FY) |
2018
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Keywords | 小学校プログラミング / 小学校外国語活動 / ICT活用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「外国語活動を充実させるためにプログラミング学習が有効であることを示し、高い専門性がなくとも実現可能な授業案とカリキュラムを開発すること」が目的である。これから必修とされる外国語活動(英語)とプログラミングを同時に行うことで相乗効果をもたらし、カリキュラムマネジメントすることを狙ったものである。今年度の研究により、「Tynker」というアプリケーションを用いた全15時間の授業案の作成と実施、検証を行った。児童は非常に高い意欲・関心を示し、英語の習得とプログラミングの習得どちらにも高い習熟度を示した。また、相互作用も深まることもわかった。この実践を第44回教育工学協議会で発表し、一定の反応が得られた。その意見を反映させた上で、「Get Started with Code in English」というタイトルのApple Booksにまとめた。この本には、「なぜプログラミングをするのか」「どのような考え方で教えればいいのか」という理念の説明から、1時間目から15時間目までのそれぞれの授業案とスクリプトを載せており、英語と日本語を併記して説明することで、ネイティブの教員と日本の教員がどちらも理解ができ、ともに活用できる構成となっている。また、授業に必要な教材も適宜ダウンロードできるようになっているので、誰でもすぐに始めることができる。一人一台iPadがなくとも、教師用一台だけでも進められるように工夫している。外国語活動におけるプログラミング学習の新しい授業として、活用を期待したい。
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Research Products
(1 results)