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2018 Fiscal Year Annual Research Report

定時制における対話力の向上を目指す授業モデルの構築~哲学対話を主軸に~

Research Project

Project/Area Number 18H00074
Research Institution山形県立米沢工業高等学校定時制

Principal Investigator

髙橋 英路  山形県立米沢工業高等学校定時制, 高等学校教諭

Project Period (FY) 2018
Keywords定時制 / 対話 / p4c
Outline of Annual Research Achievements

1 研究目的
定時制高校はかつて勤労青少年の学びの場として設置されたが、時代とともにその役割は変化し、現在では不登校等の困難を抱える生徒の自立支援等が期待されている。本研究は山形県立米沢工業高等学校の夜間定時制において、他者との対話に苦手意識を持つ生徒たちの対話力の向上を図る地歴・公民科の授業モデルを構築することを目指した。
2 研究方法
(1) オリエンテーションの工夫
年度当初のオリエンテーションを丁寧に行い、生徒につけたい力を自ら見出すワークや、安心・安全の場を構築するためのワーク等を取り入れた。
(2) グループワークを中心とした授業
通常の授業における教員の説明の時間を最小限にとどめ、生徒たちが対話しながら課題解決を目指すグループワークが中心となる授業スタイルとした。
(3) p4c(=philosophy for children「子どものための哲学」)
単元のまとめに、生徒全員が輪になり正解のない問いについて対話する「p4c」を取り入れた。
(4) インプロ(即興劇)
「失敗を受け入れる」「異なる意見を持つ他者の存在を認める」といった集団づくりのため、授業冒頭やオリエンテーションに「インプロ」の手法を取り入れた。
3 研究成果
年度当初と半期終了時、年度末に実施したアンケート調査の変容と、授業の振り返りシートの自由記述欄への記述内容の深まりを比較・分析した結果、多くの生徒について対話力に関する項目で改善が見られた。これにより、2の手法を組み合わせた授業モデルが生徒の対話力向上に資することが示された。

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Published: 2020-03-17  

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