2018 Fiscal Year Annual Research Report
宗谷場所史料と動画資料を活用した探究型歴史教育教材データベース・教育指導案の開
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18H00105
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Research Institution | 北海道有朋高等学校 |
Principal Investigator |
吉嶺 茂樹 北海道有朋高等学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2018
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Keywords | 歴史教育 / 北方史 / 教材データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究では、研究活動及び成果に記載した通り、今年度の研究成果に、これまでの奨励研究で進めてきた北方史に関わる史料分析や教材作成の成果を合わせ、World History Teaching in Asia : A Comparative Survey ; 『今学ぶアイヌ民族の歴史』(山川出版社)の2冊の著作、学会報告(英語での報告を含む)、研究論文の形で報告することができた。 1. 宗谷場所史料に関するデータベース構築については、その一部を2018年12月に日本大学で行われた高大連携歴史教育研究会第二部会研究会において報告し、教材リスト・データベース構築方法に関する意見交換を行った。この議論をもとに、歴史総合科目と探求科目に資するデータベース構築の方法を再検討している。データリストへの掲載は、したがって行わなかった。 2. 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)教材用歴史映像データベースと、過去の奨励研究で作成した、国立公文書館アジア歴史資料センター内「社会科授業お役立ちリスト」の接続作業については、国立公文書館担当者との意見交換を行った。新学習指導要領「解説」が年度途中7月に示されたため、歴史総合と世界史探求科目の解説内容を視野に入れ、データベースの再検討と再構築を行っている。 3. 宗谷場所史料に関わる教材化データについて、その一部を2019年1月5-6日に大阪で行われたアジア世界史学会(AAWH)において英語による報告を行った。さらに1.で述べた日大研究会において、高大連携歴史教育研究会の会員の先生方からヒアリングを行った。 4. 今年度の研究成果を、教科書編集協力者を勤める歴史総合科目、および世界史探求科目の教科書記述に生かすべく、日本カリキュラム学会旭川大会(「今あらためて多文化教育を考える」パネル・2018.7.1)、神戸大学付属中等教育学校研究発表会(2018.10.22)、世界史研究所歴史文化フォーラム(2019.2.2)等に参加・報告し討論した。以上が本年度の研究成果である。
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Research Products
(6 results)
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[Book] World History Teaching in Asia : A Comparative Survey2019
Author(s)
Shingo MINAMIZUKA, ZHANG Weiwei, YANG Biao, Sun Joo KANG, Satoshi IBARAKI, Shigeki YOSHIMINE, TA Thi Thuy, Francis A. GEALOGO, Agus SUWIGNYO, SIM Yong Huei, Satyanarayana ADAPA
Total Pages
205
Publisher
Berkshire Publishing
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