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2018 Fiscal Year Annual Research Report

高等学校における英語科と自立活動の代替による単位認定に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18H00160
Research Institution大分県立爽風館高等学校

Principal Investigator

土谷 充章  大分県立爽風館高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2018
Keywords高等学校 / 通級による指導 / 単位認定
Outline of Annual Research Achievements

Ⅰ 研究目的
本研究では, 「通級による指導」を実施する単位制高等学校において, 評価から単位認定を行うまでのプロセスの中から, 高校現場で共通した課題となる内容についての整理を試みる。また, 教員を対象とした調査を行い, 指導内容の「自立活動」と「教科指導」の違いについての理解を明らかにする。単位認定基準のガイドラインのための資料を作成するのが目的である。
Ⅱ 研究方法1
手続き及び結果の分析方法
1)1年間実施された「通級による指導」の自立活動に関する業務を逐次記録した。①それらの中から単位認定に関わる直接的又は間接的な事柄であること, ②どのようにすればよいのか迷ったり, 相談したりしたこと, について時系列で並べた。さらに, それらを特別支援教育の専門家である教員2名により, 表す内容の項目名を考えた。2)調査期間は平成30年4月~平成31年3月の1年間であった。
Ⅲ 研究方法2
1)単位制高校に勤務している教員32名(男18名, 女14名)を対象に, 質問紙(全33項目)を用い, 通級による指導の内容が「自立活動」か「教科指導」かの理解の割合を算出した。2)調査期間は平成31年1月~平成31年2月の1か月であった。
Ⅳ 研究成果
高等学校で「通級による指導」を実施していく上で, 授業内容についての課題は, 実際に行う中で教育課程上の問題や分掌上の問題が特に多くあげられた。また, 関連する書類の様式の変更が必要なものがあり, 即時的には対処できなかったため, 計画的な変更が必要であった。また, 担当教員以外の教員の理解が不可欠であるが, 自立活動の内容が, 各教科の内容を取り扱いながら行われているのか, 教科の内容を補充する内容なのかを区別することが難しく, 校内における研修を通した理解は必須であると考えられる。そのためには, 学習面だけでなく, 学校のソフトとハード, そして学校文化の面も含めて整えた上で, 単位認定基準のガイドラインが必要である。

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Published: 2020-03-17  

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