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2018 Fiscal Year Annual Research Report

特別支援学級在籍児童の「音声付きカード」を活用した英語学習の実践とその効果

Research Project

Project/Area Number 18H00188
Research Institution鈴鹿市立鼓ヶ浦小学校

Principal Investigator

勝井 まどか  鈴鹿市立鼓ヶ浦小学校, 教諭

Project Period (FY) 2018
Keywords特別支援教育 / 小学校英語 / 音声付きカード
Outline of Annual Research Achievements

障害のある児童にとって、英語の「読み」「書き」の基礎となる1文を単語毎に区切って考えること、日本語と語順の違う英語を理解することは大変困難な学習になる。そこで、これまで筆者らが開発・実践してきた『音声付きカード』を児童が「英文を単語毎に捉える」「英語の語順を理解する」ために応用した。iPadとiOSアプリ『ロイロノート』の一部機能を用いて、「文字」の画像ファイルに「音声」を組み合わせて1枚の『音声付きカード』を作成し、複数枚のカードを画面上でつないで再生すると、つないだ順に音声が出力される。また、単語毎にカードを色分けすることで、日本語と英語の語順の違いの認識に役立つと考えた。本研究の目的は、以下の2点である。
①小学校英語科における『音声付きカード』の活用は、対象児の英語の読み書き学習にどのような効果があるのか。
②カードの色分けは、日本語と英語の語順理解に寄与するか。
学習の手順は以下の通りである。
カードは、教員が作成する。3語文(主語・目的語・述語)の英文・日本文を色分けしたカードに文字・音声を入力する。児童は、カードを選択し、カードを指でつなぎ合わせて1つの英文や日本文を作る。文作りの際には、「英文・日本文を単語ごとに音声を聞く」「カードをつないで英文・日本文の音声を聞く」「カードの色分けによる英文と日本文の語順の比較」等の活動を行った。比較のために、色分け無しのカードの実践も行った。
実践の結果、迷った時に自ら音声を聞いて並べ直す姿や出力される英文音声に合わせて児童も一緒に発音していたことから、『音声付きカード』の活用は、児童の主体性を引き出すことにつながった。また、色分けカードで日本文と英文のカードを同色で揃えてから、英文カードの入れ替えをおこなったり、色を頼りに正しくカードを並べたりしたことから、カードの色分けは、英単語を正しく並べるための支援として有効であった。

Research Products

(3 results)

All 2019 2018

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 特別支援教育における音声付きカードを用いた文作り学習アプリ『ことばならべ』の開発2019

    • Author(s)
      勝井まどか・福島耕平・下村勉
    • Journal Title

      コンピュータ&エデュケーション

      Volume: 46

    • DOI

      10.14949/konpyutariyoukyouiku.46.76

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 言葉の学習を推進するためのアプリ『ことばならべ』の開発2018

    • Author(s)
      勝井まどか・福島耕平・下村勉
    • Organizer
      全日本教育工学研究協議会全国大会(川崎大会)
    • Place of Presentation
      カルッツかわさき
    • Year and Date
      2018-11-10
  • [Presentation] 特別支援学級在籍児童の「音声付きカード」を活用した英語学習の実践とその効果2018

    • Author(s)
      勝井まどか・福島耕平・下村勉
    • Organizer
      CIEC PC カンファレンス2018
    • Place of Presentation
      熊本大学
    • Year and Date
      2018-08-25

URL: 

Published: 2020-03-17  

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