2018 Fiscal Year Annual Research Report
非放射性SGLT活性測定法を用いたin vivoにおけるSGLT阻害剤の作用解析
Project/Area Number |
18H00478
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
齊藤 久美子 生理学研究所, 技術課, 技術職員
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Project Period (FY) |
2018
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Keywords | SGLT / α-methylglucoside(AMG) / 糖代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
ナトリウムイオン依存性グルコース輸送体(SGLT)活性を、非RI標識のα-methylglucoside(AMG)を用いてin vivoにおける測定をおこなった。マウス経口よりAMGを投与し、時間経過による組織中へのAMGの取り込み量、血液中のAMG量の変化を調べた。そして、SGLT糖取込み阻害剤を腹腔内投与した後にAMGを経口投与し、阻害剤の作用を調べた。経口投与後の時間経過によるAMG量は、時間経過とともに小腸粘膜細胞における蓄積が減少し、血液中のAMG量は増加した。血液中のAMG濃度は、グルコースと異なり投与後2時間では、ほとんど低下しなかった。SGLT阻害剤の投与によって血液中のAMG量が減少し、尿中AMG、尿糖が増加することを見いだした。本測定法は、AMGの取込み変化から摂取したグルコース動態を調べることができる。また、採取した試料を他の実験技法に使用できるなど、いろいろな応用が期待できる。
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Research Products
(1 results)