2019 Fiscal Year Annual Research Report
A New Turn of the Study on Japanese Religion: Approach to Locality with Global Perspective
Project/Area Number |
18H00612
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西村 明 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00381145)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 聖子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10338593)
矢野 秀武 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (20422347)
江川 純一 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 準研究員 (40636693)
黒崎 浩行 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (70296789)
池澤 優 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (90250993)
堀江 宗正 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (90338575)
伊達 聖伸 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (90550004)
渡辺 優 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (40736857)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 地方学会 / デンマーク / 地方出版 / 島原半島 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の目標は地方学会等の動向調査の継続と、昨年度未着手の国内における外国人研究者がもつ研究動向の地域的特性についての予備的調査、および、パイロット調査の本調査の開始であった。 10月に研究会を実施して、デンマーク・オーフス大学のJ. Borup氏にデンマークの日本仏教研究の状況を講演してもらった。同時に、令和2年8月開催予定であった国際宗教史会議(IAHR)において成果発表実施のために、プロジェクトメンバーでパネルディスカッションを組織し、エントリー予定者ミーティングを実施した。その後も継続的にミーティングやメール会合を実施した。その結果、Scholarly Self-Reflection in Religious StudiesとReflections on Being a Glocal Bodyという2つのパネルを組織し、海外の日本研究をコメンテーターに迎えることとした。発表申請そのものは無事受理されたものの、コロナ禍により大会そのものは中止となった。 マッピングや地方の出版動向の把握については作業を継続しているが、その中間報告については、コロナ禍で年度末の研究会実施ができず次年度に順延となった。 地方学会の動向調査については、情報収集は終えたものの、研究者へのインタビューの調整がつかず、今年度には実施できなかった。 パイロット調査については、長崎県島原半島における宗教に関して、昨年度実施した予備調査を踏まえて、夏季に現地調査を実施した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
概要に記入した通り、コロナ禍の影響により国際会議での成果発表が行えず、年度末に計画していた調査等も実施の目処が立たなかった。その他の部分についてはやや計画からの遅れもある項目もあるものの、おおむね支障なく実行できている。
|
Strategy for Future Research Activity |
予定していた国際会議での成果発表の機会が失われたために、代替の場の設定をせねばならないが、現状では候補の見通しが立っておらず、ジャーナルへの投稿など別の手段も検討する。他方で、発表予定であったパネリストの個別の調査研究にも支障が出ているため、そうした現状だからこそ行える調査の可能性も検討したい。例えば海外研究者へのオンラインインタビュー・アンケートの実施や、現地調査についても現地カウンターパートへのオンライン型調査の要請などを考えている。
|
Research Products
(19 results)