2020 Fiscal Year Annual Research Report
新制大学制度における宗教関連の学問・養成・資格に関する多角的研究
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18H00616
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
林 淳 愛知学院大学, 文学部, 教授 (90156456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 正彦 天理大学, 人間学部, 教授 (00309519)
武井 順介 立正大学, 文学部, 専任講師 (10581639)
山梨 有希子 大正大学, 人間学部, 非常勤講師 (10646219)
松野 智章 大正大学, 文学部, 非常勤講師 (20723662)
高橋 原 東北大学, 文学研究科, 教授 (30451777)
藤本 頼生 國學院大學, 神道文化学部, 准教授 (30612163)
安中 尚史 立正大学, 仏教学部, 教授 (40277744)
小柳 敦史 北海学園大学, 人文学部, 准教授 (60635308)
三浦 周 大正大学, 仏教学部, 非常勤講師 (60646222)
柴田 泰山 大正大学, 仏教学部, 非常勤講師 (80451037)
江島 尚俊 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 講師 (80569913)
齋藤 崇徳 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 助教 (80781541)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 大学 / 新制大学 / 宗教者育成 / 教団 / 宗教研究 / 宗教文化士 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、新型コロナウィルス感染拡大のため様々な調査や研究会を中止せざるを得なかった。そのなかでも、年度末の2021年2月27日(土)において、オンラインでの研究会を開催した。そこでの研究発表者は2名であり、矢野秀武氏(駒澤大学)「タイにおける教育制度と僧侶養成について」と、桜井啓子氏(早稲田大学)「イランにおける教育制度とウラマー養成について」のタイトルにてそれぞれ発表をいただいた。両者ともに、宗教者養成・育成に着眼しての発表であったが、両国における政教関係(国家と宗教の関係)や社会内宗教の役割、さらにはそれぞれの歴史的背景の相違があるものの、国家が宗教をどのように所管するかという側面と、宗教が国家の枠をどのように脱するかという側面が、ともに教育カリキュラム・教育プログラムから観察できうる点が興味深かった。本年度は研究成果の取りまとめとして、『大学と宗教 第3巻』の書籍刊行を企図し、編集作業を行った。各章の執筆者とタイトルを記載する。安中尚史「立正大学における僧侶用生徒日蓮宗の僧侶資格」、江島尚俊「現代日本の宗教系大学と宗教的資格」、小柳敦史「戦後京都大学の基督教講座-有賀鐵太郎による二度の誕生-」、柴田泰山「戦後の浄土宗学の展開と教育に関する一考察」、齋藤崇徳「基督教系大学における聖職者養成課程の比較分析」、高橋原「大学における臨床宗教師養成」、武井順介「仏教系大学における「僧侶」の養成とその特徴」、林淳「近現代における曹洞宗の教育機関」、藤本頼生「戦後の神道系大学と神職養成制度の変遷」、松野智章「一九八〇年代の大学の「知」である現代思想は宗教を肯定したのか?」、山梨有希子「宗教文化士の現状と課題」、三浦周「「ナショナル」な梵語学-近現代日本における〈梵語〉学修のあり方をめぐって-」、山岡三治「カトリック司祭の養成機関としての上智大学神学部の使命と課題」、以上である。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Book] 仏教事典2021
Author(s)
日本仏教学会
Total Pages
724
Publisher
丸善出版
ISBN
978-4621305829
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[Book] 日本宗教史Ⅰ2020
Author(s)
吉田一彦・上島亨(編)
Total Pages
326
Publisher
吉川弘文館
ISBN
978-4642017411
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