2020 Fiscal Year Annual Research Report
13-15世紀におけるアラビア語文化圏再編の文献学的研究
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18H00719
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐藤 健太郎 北海道大学, 文学研究院, 教授 (80434372)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 淳一 京都女子大学, 文学部, 教授 (90293844)
近藤 真美 龍谷大学, 文学部, 准教授 (60314168)
伊藤 隆郎 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (60464260)
中町 信孝 甲南大学, 文学部, 教授 (70465384)
五十嵐 大介 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (20508907)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アラビア語文化圏 / イブン・ハルドゥーン / ウマリー / ウラマー / 文芸共和国 |
Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19の影響により、研究会や国内・国外調査の実施がきわめて困難となった。その中でも、ウマリー研究班はオンラインを活用しながら、2020年度から2022年度にかけて計32回の研究会を実施した。官僚手引書に見られる駅逓や遠距離情報伝達手段など様々な点について検討をおこない、イスラーム宗教諸学をも修めた書記官僚の知の営みへの理解を深めた。イブン・ハルドゥーン研究班では、2021年度にオンラインによって研究会を1回実施するにとどまったが、彼の自伝全体をあらためて俯瞰することにより、宗教諸学・理性の諸学双方を修め宮廷政治のキャリアも豊富な歴史家の多方面にわたる知的営みと社会的・政治的活動について、再検討を加えた。 また、2018年度・2019年度に実施した国際会議への参加や海外研究者招聘の活動を基盤として、西アラブ地域(マグリブ)と東アラブ地域(マシュリク)の関係性を問うスペインの研究プロジェクトとの連携を深め、2021年に刊行された研究論集The Maghrib in the Mashriq. Knowledge, Travel and Identity に研究分担者・研究協力者の論考を寄稿することができた。このことは、地域の視点からアラビア語文化圏を見直すという次の共同研究計画の立案にも大きく関わることになる。 この他、研究分担者からは、アラビア語文化圏の歴史叙述のオスマン朝への波及や、イスラーム法学と国家運営の接点に位置づけられるワクフなどに関する研究成果が得られた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(31 results)