2020 Fiscal Year Annual Research Report
食品中機能性成分における抱合・脱抱合過程を介した機能発現機構の解明
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18H02159
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
生城 真一 富山県立大学, 工学部, 教授 (50244679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 弘 富山県立大学, 工学部, 講師 (60608321)
伊藤 伸哉 富山県立大学, 工学部, 教授 (90213066)
西川 美宇 富山県立大学, 工学部, 助教 (90749805)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ポリフェノール動態 / グルクロン酸抱合 / 硫酸抱合 / 加水分解酵素 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)生体内におけるポリフェノール動態を精密に解析するために、抱合代謝物の網羅的な合成をおこなった。異物代謝酵素発現酵母株を用いてスチルべノイドの一種であるピセアタンノールのグルクロン酸、硫酸およびメチル化抱合体17種について酵素合成した。各代謝物についてはMSおよびNMR分析によって抱合基の数および位置の構造同定をおこなった。ピセアタンノール投与ラットにおける血中代謝物の定量同定するために、標準代謝物を用いてMS分析の条件を検討した。
(2) 土壌由来メタゲノム約140サンプルを対象として、縮重プライマーを用いたPCRを行いBeta-グルクロニダーゼ(GUS)遺伝子の増幅を試みた。8サンプルのメタゲノムにおいて有意な約1.6kbpのバンドの増幅が確認され、それらのバンドの精製を行った。精製したDNA増幅断片をNanopore DNA シーケンサーを用いて解析した結果、約20万リードの塩基配列を得ることができた。それのうち3万リードがGUS遺伝子と推測され、Faecalibacterium prausnitzii、Neobacillus bataviensisおよびChlorobi bacterium 由来GUS遺伝子と約80%の相同性を有する遺伝子をクローニングできた。現在この遺伝子の発現及びGUS活性を解析中である。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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