2022 Fiscal Year Annual Research Report
Analyses of the functions of the saccus vasculosus of fish in the regulation of seasonal reproduction
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18H02276
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
飯郷 雅之 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10232109)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 季節繁殖 / 性中枢 / 血管嚢 / 光受容体 / 温度受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
以下の研究を実施した. 長日繁殖魚,短日繁殖魚,周年繁殖魚の血管嚢,脳,下垂体,生殖腺などで発現する遺伝子のカタログ化と,季節繁殖制御遺伝子群の網羅的同定:秋季に産卵期を迎えるアユを対象に重点的に研究を進めた.次世代シーケンサーによる網羅的mRNA塩基配列決定(mRNA-seq)で得られた塩基配列をアセンブルし,発現するすべての遺伝子のカタログを作成した.また,得られたリードや公共データベースに登録された塩基配列をアユゲノムの塩基配列にマッピングすることによりアユの遺伝子モデルを作成した.7月-10月に採取された天然アユの血管嚢,脳,下垂体などからtotal RNAを抽出し,Lasy-SeqによるmRNA-seqを行い,全遺伝子のmRNA量の変化を明らかにした. 光受容体遺伝子群,温度受容体遺伝子群の同定:対象魚種の血管嚢,松果体,網膜に発現する光受容体遺伝子群を網羅的に同定し,それぞれの光受容体遺伝子の発現部位を同定した.また,温度センサーとして温度応答に重要な役割を果たしているTransient Receptor Potential(TRP)チャネルのcDNA塩基配列を同定するとともに発現部位を明らかにした. イオンモビリティクロマトグラフィーによるホルモン一括分析システムの開発:甲状腺ホルモン(サイロキシン,トリヨードサイロニン),ステロイドホルモン(プロゲステロン,テストステロン,エストラジオール-17beta),メラトニンなどを対象にイオンモビリティクロマトグラフィーによるホルモン一括分析システムの開発を行った.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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