2021 Fiscal Year Annual Research Report
心理教育を応用した精神障害者向け地域生活セルフケア支援モジュールの開発と検証
Project/Area Number |
18H03117
|
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
松田 光信 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90300227)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 あゆみ 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (20401961)
佐藤 史教 岩手県立大学, 看護学部, 講師 (20554976)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 心理教育 / 精神科訪問看護 / 心理社会的アプローチ / 精神科リハビリテーション / 地域生活支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、心理教育を応用した精神障害者の地域生活セルフケア支援モジュールを開発して訪問看護実践に適用し、その有用性および実用性を評価して改良することとしている。今年度は、1)心理教育を応用して精神障害者の地域生活を支えるセルフケア支援モジュールの作成、2)精神科訪問看護セルフケア支援モジュールのガイドブックの作成、3)セルフケア支援モジュールの有用性評価に向けた研究協力施設(訪問看護ステーション)のリクルート準備を行った。最初に、心理教育を応用して精神障害者の地域生活を支えるセルフケア支援モジュールの作成においては、基本的なセルフケアを考慮して8つのテーマ(ココロを元気にする、元気なカラダを作る、オシャレを楽しむ、自分だけのお城をカイテキにする、もっとコミュニケーション上手になる、ヤリクリ上手になる、自分のトリセツを作る、家族グルミで元気になる)を設定し、それぞれモジュール化を図った。各モジュールの内容妥当性検討は、精神科訪問看護ステーションの管理者による協力を得て実施し、検討および修正を行った。次に、作成した精神障害者の地域生活を支えるセルフケア支援モジュールを作成した意図やその基になる根拠等を訪問看護師に伝えると共に、訪問看護師が支援モジュールをどのように用いて看護を展開すればよいかを簡潔にまとめた「精神科訪問看護セルフケア支援モジュールのガイドブック」を作成した。加えて、2022年度に作成したセルフケア支援モジュールの有用性評価が円滑に遂行できるよう、研究協力施設のリクルート方法を検討し依頼を開始した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍において実施可能な計画内容へと若干の見直しが必要となったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍において実施可能な内容へと見直した計画に沿って進める。
|