2020 Fiscal Year Annual Research Report
The effects of systemic thermal habits on chronic kidney disease onset and progression and their underlying mechanisms elucidation
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18H03137
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Research Institution | Kumamoto Health Science University |
Principal Investigator |
飯山 準一 熊本保健科学大学, 保健科学部, 教授 (00398299)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩下 佳弘 熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (70623510)
桑原 孝成 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (00393356)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | CKD / ライフスタイルプロフィール / 温熱習慣 / 疫学研究 / ウェブアンケートシステム / TRPV4 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、食事、運動、入浴などの全般的生活習慣や精神的ストレス状況と腎機能の年次推移を追う必要があり、CKD者個人から直接データを収集するシステムとしてウェブアンケートプラットフォームを構築した。入り口は作ったが、入り口に入るきっかけをどうやって作るかが非常に大きな問題であった。 まず健診データを企業の健康保険組合、健診事業者、自治体から直接まとめて入手する方策を探った。しかし、個人情報保護法の施行以降、健診結果は病院の患者データと異なり、簡単にオプトアウトでデータを二次利用することは出来ず、個々人から改めて承諾を取得する必要がある点が大きな壁となった。いくつかの健康保険組合の協力が得られ、パンフレットを用いた社内広報は許可されたが、実際行ったものの社員数がそれほど多くないこともあり、反応はいま一つであった。また従業員規模1万の複数の企業の健康管理部門に対してアプローチしたが、大企業ほど社内での保健指導システムが整備されており、外部の研究者が介入することは非常に困難であった。自治体の行う特定健診へのアンケート組み込みも検討してもらったが、実現には至らなかった。テレビの健康関連番組や新聞での広報、有償情報誌での広報も行ったが反応はいま一つであった。 最終的に50例のエントリーが得られた。次年度以降は、地場の通販企業の協力を得て、顧客網を用いた広報と、協力による謝礼品を準備し、エントリーへインセンティブを高めていく予定である。 一方で基礎メカニズム解明へ向けての研究ついては、TRPV4が腎皮質血流に及ぼす影響について検討を行い。TRPV4を阻害することで血管収縮、脈拍変動に影響が及び腎皮質血流量が低下することが明らかとなり、温熱反復による腎保護効果にTRPV4が関与していることが示唆された。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)