2022 Fiscal Year Annual Research Report
Impact evaluation of Universal health coverage project
Project/Area Number |
18H03634
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
佐藤 主光 一橋大学, 社会科学高等研究院, 教授 (50313458)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 良太 一橋大学, 社会科学高等研究院, 教授 (00717209)
真野 裕吉 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (40467064)
井伊 雅子 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (50272787)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ / ガバナンス / セネガル / インパクト評価 / 共済組合 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は日本政府・JICAによるUHC (Universal Health Coverage) 援助事業の効果を定量評価することにある。成果の定量化は我が国における援助事業のあり方に重要な示唆を与える。本研究ではセネガルにおけるティエス、ジュルベル、タンバクンダの三州でコミュニティ共済保険組合に対する技術支援の対象となった県(介入群)と対象にならない県(対照群)との間での共済組合のパフォーマンス、従業者数、保険加入者数、契約先医療機関数や診療報酬支払期間等の比較分析によってUHC援助事業のインパクトを評価する。 2022年度は、年度明けより二回目となる家計調査を実施した。調査内容は第一回家計調査の内容を踏襲し、第一回調査と同一の家計を調査することによりパネルデータの構築を目指した。第一回調査よりもサンプルサイズが大きい調査を行った。調査にあたって、主に各家計の医療支出、具体的には過去12か月の入院費・過去3か月の薬剤費等や保険加入状況といった指標の他、医療サービス利用や既往歴などの健康水準に関する情報を収集した。調査の実施に伴って、渡航制限の緩和を待って、分担研究者2名がセネガルを訪れ3週間程度滞在し、新型コロナウィルス感染症パンデミック後における調査対象地域の共済組合や家計の状況を視察した。 セネガル国家医療保障庁、ダカール大学所属研究者、JICA等の関係者に対して調査および視察の概要と知見を共有した。また、コミュニティ共済保険制度の今後の改革の方向性について詳細な意見交換および将来の共同研究に向けた話し合いを行った。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
-Progress towards universal health coverage through community-based health insurance. ANCMU, August 2022 -Enhancing performance of community-based insurance schemes in Senegal. ANCMU, March 2023
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Research Products
(1 results)