2020 Fiscal Year Annual Research Report
日本人の情報行動、その四半世紀にわたる変遷と超高齢社会における課題の検討
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18H03645
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
橋元 良明 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (50164801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 忠正 立教大学, 社会学部, 教授 (00278045)
森 康俊 関西学院大学, 社会学部, 教授 (00313065)
北村 智 東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (40511960)
是永 論 立教大学, 社会学部, 教授 (50275468)
片桐 恵子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (80591742)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 新型コロナウイルス / 情報行動 / 遠隔会議 / ビデオ会議システム / 新型コロナウイルス接触確認アプリ |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年(令和3年)第2回の緊急事態宣言発令(1月8日)を受け、緊急事態宣言下の人々の情報行動を調査するため調査を実施した。調査はランダムロケーションクォータサンプリング訪問留置法で調査対象者は全国20才から79才までの男女、サンプル数は480である。調査は、日本人の情報行動と同様、情報行動時間を調べる日記式と質問票調査からなる。 質問票調査の結果から、ネットでコロナ関連のニュースを読む人は67.9%、Twitterでコロナ関連のメッセージを読む人は14.8%、その他のSNSからコロナ関連のメッセージを読む人は27.5%であった。コロナ禍で会社での勤務時間は17.7%が「減った」、外出時間は80.6%が「減った」と答えている。オンデマンド型動画配信を見る時間、ゲームをする時間、録画したビデオを見る時間等、情報行動のほとんどが増えたと答えた。友人と会って話す時間は74.8%、友人等の外で飲む時間は85.4%が「減った」と答えた。遠隔勤務をしている人は8.7%にすぎなかった。仕事や学習でzoomを利用している人は14.6%、その他の遠隔ビデオシステムを利用している人は10.8%であった。 知り合いで新型コロナに感染した人がいる割合は9.2%、知り合いの知り合いでは15.8%であった。コロナ禍で家族との関係がよくなった人が42.5%、悪くなった人は6.7%であり、仕事以外の時間や活動を見直す人も増えた。一方、53.8%が収入の減少に不安を感じており、運動不足や生活習慣の乱れに不安を覚える人も多かった。 新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAに利用登録している人は20.4%であった。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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