2018 Fiscal Year Annual Research Report
Towards a global standard of dignity as a philosophical concept: theoretical approaches, conceptual histories, and cross-cultural comparisons
Project/Area Number |
18H05218
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
加藤 泰史 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90183780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 健治 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (40176160)
上原 麻有子 京都大学, 文学研究科, 教授 (40465373)
清水 正之 聖学院大学, 人文学部, 特任教授 (60162715)
齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
松井 佳子 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (60255180)
後藤 玲子 一橋大学, 経済研究所, 教授 (70272771)
小倉 紀蔵 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80287036)
村上 祐子 立教大学, 理学部, 特任教授 (80435502)
小島 毅 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (90195719)
品川 哲彦 関西大学, 文学部, 教授 (90226134)
宇佐美 公生 岩手大学, 教育学部, 教授 (30183750)
中村 元哉 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (80454403)
竹下 悦子 (牧角悦子) 二松學舍大學, 文学部, 教授 (40181614)
水野 邦彦 北海学園大学, 経済学部, 教授 (90305897)
松田 純 静岡大学, 人文社会科学部, 特任教授 (30125679)
前川 健一 創価大学, 文学研究科, 准教授 (20422355)
林 香里 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (40292784)
小松 香織 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10272121)
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Project Period (FY) |
2018-06-11 – 2023-03-31
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Keywords | 尊厳 / 公共 / 朱子学 / 価値論 / 朝鮮儒教 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度の研究計画にもとづき、8月に一橋大学で分担者および協力者(国内)と研究打ち合わせを行い、平成30年度の計画を確認すると同時に、分担者の村上祐子氏が研究発表を行った。また、分担者および協力者の何人かに、『思想』2019年3月号および4月号の特集で研究成果の一部を発表してもらうように再度依頼して確認した。なお、代表者の加藤は8月にWCP北京大会に参加してプレゼンテーションを行った。 10月に代表者が渡独してシェーンリッヒ教授(ドレスデン工科大学)らと論文集の編集およびそれに関連した国際ワークショップ企画に関して打ち合わせを行うとともに、11月に一橋大学で網谷壮介氏(立教大学)らを招聘して概念史的研究の一環である「第7回スピノザ・コネクション」を開催した。 12月に東京大学で、非欧米圏担当の分担者および協力者と研究打ち合わせを行うと同時に、金光来研究員(東京大学)の講演会を行った。 平成31年1月に代表者が、10月に一橋大学で開催予定の国際ワークショップの企画および論文集編集の件で再度渡独し、クヴァンテ教授(ミュンスター大学)・ポルマン教授(ベルリン・AS大学)らと研究打ち合わせを行うと同時に、シェーンリッヒ教授の主催する研究会に参加した。 3月に京都大学で、科研費のワークショップを開催し、代表者の加藤と分担者の小島・小倉両氏が研究発表を行い、またニーゼン教授(ハンブルク大学)・マリクス准教授(オスロ大学)・バーデン教授(イリノイ大学)・デルジオルジ教授(エセックス大学)を招聘して一橋大学で国際ワークショップと、さらに手代木陽教授(神戸高専)らを招聘して「第8回スピノザ・コネクション」を開催すると同時に、『ドイツ応用倫理学研究』第8号を刊行するとともに、科研費のHPも完成させた(http://www.soc.hit-u.ac.jp/~kato_yasushi/)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の当初研究目的の達成度に関して、おおむね順調に進展しているとした理由としては、(1)当初予定していたワークショップ・国際ワークショップ・概念史的研究の一環である「スピノザ・コネクション」、さらに著名な国内外の研究者の招聘や国際学会への参加などが予定通りに行われ、特に2019年3月に京都大学で開催したワークショップと、同じく3月に一橋大学で開催した国際ワークショップでは日本・ドイツ・アメリカ・イギリス・ノルウェーの研究者の研究発表に学問的に大変触発されて討議内容が深化したことと同時に、(2)論文集編集に関して具体化が進展したこと、さらに(3)第二年度目に向けて国際ワークショップ開催(一つは、ドイツの研究者を中心とした国際ワークショップであり、もう一つは英米の研究者を中心とした国際ワークショップである)や、東方学会でのシンポジウム、さらに日本哲学会への研究者(ドイツおよび台湾の研究者)の招聘などの準備が国際学会参加の準備が具体的に着実に進展しつつあることが挙げられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策に関しては、平成30年度と同様に、次の二方策を継続して行う。一つは、ワークショップ・研究会などを定期的に開催して内外の研究者を招聘したり(特に、論文集に執筆依頼予定者を中心にして招聘する)、研究代表者・研究分担者・研究協力者・科研費研究員・科研費補助員らが研究発表を行うことによってそれぞれの研究課題を具体的に進展されてゆくと同時に、それらを適宜論文集に編集して中間報告書として刊行した上で、相互に議論内容を共有してゆくものであり、もう一つは、本研究課題の最重要目的でもある英語版の論文集の編集に向けて、やはり特に論文執筆予定者の海外研究者を中心にして招聘して学問的に相互交流を積極的に行うことによって、英語版論文集編集に向けた共同研究をさらに具体的に進展させてゆくものである。 これら二方策にもとづく研究成果は、上述の中間報告書としての論文集(日本語)と、英語版論文集の他に、『ドイツ応用倫理学研究』第9号でも公表してゆく予定である。
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Research Products
(91 results)
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[Journal Article] 序論2018
Author(s)
齋藤純一・田中愛治・古城佳子・小須田翔
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Journal Title
田中愛治編『熟議の効用、熟議の効果: 政治哲学を実証する』勁草書房(図書所収論文)
Volume: ー
Pages: 1-29
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