2020 Fiscal Year Annual Research Report
Towards a global standard of dignity as a philosophical concept: theoretical approaches, conceptual histories, and cross-cultural comparisons
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18H05218
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
加藤 泰史 椙山女学園大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (90183780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 香織 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10272121)
前川 健一 創価大学, 文学研究科, 教授 (20422355)
松田 純 静岡大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (30125679)
宇佐美 公生 岩手大学, 教育学部, 教授 (30183750)
石川 健治 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (40176160)
竹下 悦子 (牧角悦子) 二松學舍大學, 文学部, 教授 (40181614)
林 香里 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (40292784)
上原 麻有子 京都大学, 文学研究科, 教授 (40465373)
清水 正之 聖学院大学, 人文学部, 特任教授 (60162715)
齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
松井 佳子 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (60255180)
後藤 玲子 一橋大学, 経済研究所, 教授 (70272771)
小倉 紀蔵 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80287036)
村上 祐子 立教大学, 人工知能科学研究科, 教授 (80435502)
中村 元哉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80454403)
小島 毅 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (90195719)
品川 哲彦 関西大学, 文学部, 教授 (90226134)
水野 邦彦 北海学園大学, 経済学部, 教授 (90305897)
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Project Period (FY) |
2018-06-11 – 2023-03-31
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Keywords | 人間の尊厳 / 人権 / 品位ある社会 / カント哲学 / 生命の尊厳 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの影響により、一部令和2年度の研究計画を変更し、研究会や打ち合わせの延期や、日程および開催形態の変更をせざるを得なくなった。 9月にオンラインで研究打ち合わせと研究会を行い、令和2年度の計画を確認すると同時に、分担者の松田純(静岡大学)が研究発表を行った。11月にオンラインで研究会を行い、飯島渉(青山学院大学)や分担者の宇佐美公生(岩手大学)および小島毅(東京大学)が研究発表を行った。同じく11月に『理性の構成:カント実践哲学の探究』(オノラ・オニール著/加藤泰史監訳、法政大学出版局)を刊行した。 令和3年2月にオンラインで研究会を行い、美馬達哉(立命館大学)と分担者の後藤玲子(一橋大学)が研究発表を行った。3月には中間研究成果の論文集である『東アジアの尊厳概念』(加藤泰史/小倉紀蔵/小島毅編、法政大学出版局)を刊行すると同時に、令和2年度の研究会の内容を『ドイツ応用倫理学研究』第10号にまとめ、刊行した。 その他、令和4年3月に『スピノザと近代ドイツ』(加藤泰史編、岩波書店)、同じく5月には『尊厳と生存』(加藤泰史/後藤玲子編、法政大学出版局)を刊行した。 令和5年の3月には『コロナ・トリアージ 資料と解説』(加藤泰史編、知泉書館)および『人文学・社会科学の社会的インパクト』(加藤泰史/松塚ゆかり編、法政大学出版局)を刊行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルスの影響(海外研究者の新型コロナ罹患による来日不可等)により、開催を予定していた国際ワークショップを延期せざるを得なくなった。しかし、オンラインでZoomなどを通して直接に論点確認や論点整理を行うことで議論を共有した上で、予定していた論文集に論考を研究成果として収録することができた。他方国内の研究者に関しても、対面でのイベントの開催が難しいなか、オンラインで研究会を行うことで当初の研究計画を進め、その成果を『東アジアの尊厳概念』(加藤泰史/小倉紀蔵/小島毅編、法政大学出版局)や『ドイツ応用倫理学研究』第10号として刊行することができた。また他にも、令和2年度の繰越金および事故繰越金によって、『スピノザと近代ドイツ』(加藤泰史編、岩波書店)、『尊厳と生存』(加藤泰史/後藤玲子編、法政大学出版局)、『コロナ・トリアージ 資料と解説』(加藤泰史編、知泉書館)、『人文学・社会科学の社会的インパクト』(加藤泰史/松塚ゆかり編、法政大学出版局)を中間研究成果として刊行することができた。特に繰越金および事故繰越金で四冊の論文集を刊行できて遅れを取り戻すことができたので、本研究課題の現在までの進捗状況を「(2)おおむね順調に進展」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策に関しては、令和2年度と同様に、次の二方策を継続して行う。一つは、ワークショップ・研究会などを定期的に開催して内外の研究者(特に、論文集に執筆依頼を予定する研究者)との学問的交流を推進し、研究代表者・研究分担者・研究協力者・科研費研究員らの知見を深めて研究課題の具体化に取り組むとともに、それらを適宜論文集に編集して中間研究成果として刊行した上で、相互に議論内容を共有してゆくというものであり、もう一つは海外の有力な研究者との学問的交流を維持して論文集の企画を推進してゆくものである。新型コロナウイルスの影響は研究計画の推進に大きな影響を与えつつあるが、オンライン会議などをうまく利用して対応してゆく予定である。これらの方策に基づく中間研究成果を論文集として刊行するとともに、『ドイツ応用倫理学研究』第11号でも発表してゆく予定である。
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Research Products
(48 results)
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[Book] 平等の哲学入門2021
Author(s)
新村聡、田上孝一(編)、後藤玲子(著)
Total Pages
392
Publisher
社会評論社
ISBN
4784515887
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[Book] 倫理学入門2020
Author(s)
品川 哲彦
Total Pages
280
Publisher
中央公論新社
ISBN
9784121025982
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[Book] 自由主義の危機2020
Author(s)
船橋 洋一、G・ジョン・アイケンベリー、林香里
Total Pages
430
Publisher
東洋経済新報社
ISBN
9784492444580
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