2021 Fiscal Year Annual Research Report
集団構造を考慮した言語変化のプロセス解明のための数理的研究
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18J00484
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小野原 彩香 東京大学, 大学院理学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2023-03-31
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Keywords | Language Evolution / 系統推定 / Phylogenetic tree / MCMC / Cultural Evolution / linguistic diversity |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本語の変化のプロセスとメカニズムを、集団構造を考慮して数理的に解明することを中心課題としている。出産・育児のための中断期間(2019年5月~2021年3月)を経て、今年度は実質採用2年目の報告となる。今年度は本研究の目的を達成するために、①アクセントに基づく協力行動とそこから敷衍するアクセントの多様性に関する研究、および、②日本語アクセントについての系統樹をマルコフ連鎖モンテカルロ法にて構築するという一連の研究を行った。 ①については、1年目に成果の一部を公表し、その結果を元に、調査協力者の音声解析を作業を行った。解析を自動化するために音声認識システムであるJulius 音素セグメンテーションキットを使用した。 ②における系統樹作成の作業段階には、アクセントの系統樹作成において、A. 事前分布として使用するデータを整備する、B. シミュレーションを行う、C. 結果を解釈するの3段階がある。このうち、AとCについて主に担当し、Bについての実装部分は共同研究者が担当した。成果については、国内外の学会で発表済みもしくは発表予定である。Aのデータは、金田一(1978, 2002)などで公表されているアクセント地図を元に、最新の研究情報がある場所については、その情報に置き換え、20kmメッシュの緯度経度情報を付加し、地理空間情報データとして解析可能にしたものである。この整備したデータについては、論文公表後に公開を予定している。 特別研究員としての研究期間はこれにて終了となるが、引き続き、成果の公表に向けて準備を整えていきたい。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(3 results)