2018 Fiscal Year Annual Research Report
The Meaning of the Posture Verbs in German and Dutch
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18J11492
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岡部 亜美 京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Keywords | オランダ語 / ドイツ語 / コーパス / NSM理論 / 姿勢動詞 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究活動は大きく二つに分けられる。一つ目は、研究対象であるドイツ語とオランダ語の姿勢動詞の実際の使用状況の確認と意味の分類である。これは研究計画に基づいた今年度の目標であり、具体的には(1)ドイツ語とオランダ語のコーパス(大規模言語資料)で用例を収集すること;及び(2)インフォーマント調査(少数の母語話者による例文の評価)を実施することで母語話者の意見を取り入れながら、用例の分析・動詞の意味の分類をすること を含む。前者については、ライデン大学内にあるILN (Instituut voor de Nederlandse Taal) のオランダ語コーパスと、IDSマンハイムの提供するドイツ語コーパスを使用し、用例の収集に努めた。この成果の一部は、以前からの研究と併せてConSOLEの発表要項集に発表した。コーパスでの用例収集・例文の分類については継続中であるが、オランダでは既にインフォーマント調査を実施し、コーパスから抽出した生のデータに対して複数の母語話者の貴重な意見を聞く機会があった。 今年度の研究活動の二つ目は、今後の研究に対する投資である。本研究は今後、NSM(Natural Semantic Metalanguage)理論に基づいた、動詞の語彙概念構造の規定、及び意味地図の作成を予定している。このために、大学での関連授業・講演会に積極的に参加するだけでなく、特別研究員奨励費で関連書籍を購入し、理論の習得・先行研究の確認に励んだ。NSM理論の習得という面ではさらに、同理論の提唱者の一人であるゴッダード氏の最新の著作である “Ten lectures on Natural Semantic Metalanguage” (Goddard 2018, Brill) の書評者に選出され、The Linguist List上で書評を公開する機会に恵まれた。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(4 results)