2019 Fiscal Year Annual Research Report
The foreign policy of North Korea and Competitive diplomacy between North and South Korea in the Cold War Era.
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18J11852
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
若杉 美奈子 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Keywords | 冷戦史 / 外交史 / 北朝鮮 / 朝鮮半島 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.前年度に引き続き、北朝鮮関連史料の海外調査を実施した。調査は①北アフリカ・中東調査、②東南アジア・南アジア調査、③東欧調査(2回実施)の計4回に行われた。第1回調査の北アフリカ・中東調査では、アルジェリア、モーリタニア、エジプト、レバノンの国立公文書館、外務省資料室、国立図書館を訪問した。この地域における調査には在外大使館の協力が欠かせないうえ、研究許可を得るのに数週間から数ヶ月の時間を要し、申請だけに終わるケースもあった。史料公開に関しては、アルジェリア国立公文書館及びレバノン国立公文書館の史料公開は1960年代前半に留まり、モーリタニア国立図書館やレバノン国立図書館では新聞資料が完全な形で残っていないのが実情である。第2回調査の東南アジア・南アジア調査ではタイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、スリランカ、マレーシアの国立公文書館で調査を実施した。同地域における史料公開は、公開対象時期と公開文書数のいずれも限定的である。ミャンマー、スリランカの史料公開は1960年代前半に留まり、ベトナム第3国立公文書センターは史料公開の審査が厳しく短期での調査は難しい。東欧調査では第3回調査でポーランド、チェコ、ドイツ、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアの各国立公文書館、セルビア(ユーゴスラビア)、クロアチア公文書館、アルバニア外務省資料室で調査を、第4回調査でルーマニア外務省資料室、ユーゴスラビア公文書館、スロベニア公文書館で追加調査を実施した。 2.前年度にインド調査時に客員研究員として訪問したインドのデリー大学東アジア学研究科の特別セミナーで行った報告を発展させ、日韓次世代学術フォーラム第16回国際学術大会で口頭発表を行った。 3.博士論文に関しては、学内の中間発表を終え執筆中である。このほか、前年度までの研究調査をまとめた論文を学術誌に投稿し、現在査読中である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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