2018 Fiscal Year Annual Research Report
ストレス耐性上昇を次世代へと継承させる組織間ネットワークの解明
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18J13928
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
農野 将功 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Keywords | ストレス耐性 / 組織間ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、エピジェネティクス制御因子が個体の酸化ストレス耐性を制御することが報告されつつある。しかしながら、酸化ストレス耐性の制御において、個体のどの組織でエピジェネティックな変化が生じることが重要であるかについては、未だ明らかになっていない。本研究は、エピジェネティック制御因子による個体の酸化ストレス耐性の制御における組織間ネットワークの解明を目的としている。まずはじめに、線虫のエピジェネティック修飾に関わる因子を全身でノックダウンし、酸化ストレス耐性が上昇するかを検討した。さらに、酸化ストレス耐性の上昇が見られた因子について組織特異的なノックダウンを行い、どの組織におけるエピジェネティック変化が個体の酸化ストレス耐性の上昇に重要であるかについて検討した。また、得られた実験結果から、個体全身の酸化ストレス耐性において組織間ネットワークが存在するのではないかと考え、そのメカニズムに関わる因子の探索を行った。その結果、ヒストン修飾因子や転写因子などの関与を示し、それらの因子がどの組織で機能することが重要であるかについての知見を得た。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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