2019 Fiscal Year Annual Research Report
タンザニアの中等学校におけるシティズンシップ教育 -アフリカ的共同体論に着目して
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18J14587
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佃 瞳 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Keywords | シティズンシップ / タンザニア / 学校 / 教育 / 共同体 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はフィールドワークと博士論文の執筆、投稿論文の執筆を行った。
1.博士論文の調査の為に約2カ月間タンザニア・ダルエスサラームに滞在し、必要なデータの収集を行った(滞在期間:2019年6月‐8月)。3度目の調査であったため現地行政機関や教育機関の関係者とは円滑なコミュニケーションをとり、良好な関係性のもとで調査を実施することができた。滞在中はダルエスサラーム市内の私立・公立それぞれ複数の中等学校(前期・後期両方)に訪問し、教育活動の様子を参加観察するとともに、校長・教員・生徒・保護者など関係者からの聞き取りを行い情報を収集した。フォーマルなインタビューの他に、インフォーマントの自宅やレストランなどインフォーマルなインタビューも行った。公民を中心とした授業の観察に加えて、課外活動として扱われるクラブ活動・生徒会活動等を観察し、聞き取り調査をおこなった。アフリカにおける教育では、その成果・成績等の向上が重視されることが多いなかで、これらの課外活動からは、生徒の自主性を重んじる活動の中から示唆的な語りが得られた。特別研究員奨励費のほとんどをこの調査の滞在費、渡航費で使用した。
2.フィールドワークを通して得られた情報をもとに執筆した、相互扶助活動を中心としたクラブ活動の事例に関する論文を執筆し、『Education, Citizenship and Social Justice』(Sage Journals)に投稿した。現在査読の結果待ち。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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