2019 Fiscal Year Annual Research Report
中国の近代「学術的文体」の考察:『学衡』を中心として
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18J14991
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
黄 詩キ 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Keywords | 学衡 / 思想 / 文学 / 論争 / 東西文明 |
Outline of Annual Research Achievements |
「新文化運動」的隱形戰場:《留美學生季報》的詩詞欄新探」(「文学革命」の隠されたバトルフィールド:『留美学生季報』の詩詞コラムに関する研究)という論文を作成、2019年5月23日―25日香港中文大学に開かれた「中国文化研究青年学者論壇――百年流変:再思五四遺産」という学会に参加した。1913年から1920年までの『留美学生季報』の詩詞コラムの詩詞を対象として、いかなる文学現場で胡適の「文学改良」主張が考えられたかを解明した。 「東西文明の「偶像」たち:雑誌『学衡』の口絵の世界」という論文を作成、2019年7月29日に開かれた「第三回京大・東大中文研究交流会」に発表した。そして第71回の「日本中国学会」(2019年10月12―13日)にて発表する予定がある。(台風の為、中止になった)1922年(民国11年)に創刊された「学衡」は、五四運動を経て北京の文学・思想界の主流となっていた「新文化運動」に直面した胡先ソク・劉伯明ら同人たちが対抗するための戦線であった。清末以来知識の流布と深く関連した口絵が「学衡」の西洋文化の紹介にいかなる役割を果たしたか、同人たちが美術への関心は20世紀初頭中国の美術界といかなる関係を持ったか、といた問題考察した。 2020年2月28日から一年間ハイデルベルク大学のトランスカルチュラル・スタディーズ・センターに資料取集、研究を進んでいる。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)