2021 Fiscal Year Research-status Report
二つの人権原理と普遍ルール社会構想―人権概念と共生論の哲学的考察
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18K00026
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Research Institution | Osaka University of Economics and Law |
Principal Investigator |
金 泰明 大阪経済法科大学, 法学部, 教授 (10388613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山竹 伸二 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90388629)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 普遍共生 / 共感の原理 / ケアの原理と実践 |
Outline of Annual Research Achievements |
●共生論研究会の開催;①日時:4月24日(土)午後3時-6時、形式;Zoomミーティング、報告者;佐藤文昭、内容 精神障碍者の就労支援について。②日時 6月26日(土曜)午後3時-6時、形式;Zoomミーティング、報告者;山竹伸二、内容 共感の現象学(山竹伸二『共感の正体』の草稿をもとに)。③日時;2021年9月11日(土)午後3時-6時、形式;Zoomミーティング、報告者;金 泰明、内容;「普遍共生論」後半(第4章以下)、(資料;別途添付「草稿 多文化共生から普遍共生へ―認知症との共生を考える」)、④日時;2021年11月13日(土)午後3時-6時、形式;Zoomミーティング、報告者;小井沼広嗣、内容;ヘーゲル哲学の可能性(小井沼広嗣『ヘーゲルの実践哲学構想』(法政大学出版局)、⑤日時;2022年2月12日(土)午後3時-6時、形式;Zoomミーティング、報告者;金泰明、福島青史、内容;共感論への批判を考える(ポール・ブルーム『反共感論』(白揚社)をもとに) ●金泰明研究業績;①論文 試論「普遍共生の原理的考察―認知症との共生を考える」(完)、大阪経済法科大学、『法学論集』第85号、2021年9月30日、②論文 「共生の思想と言語の力―詩人金時鐘と母語の復権」、大阪経済法科大学、『法学論集』第86号、2022年3月31日 ●山竹伸二の研究業績;①単著『共感の正体』(河出書房新社、2022年3月)を刊行、②論文「共感の現象学的考察」(Web学術誌『本質学研究』第九号[早稲田大学竹田青嗣研究室主監、2022年4月]所収)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の状況の中で共生論研究会の開催を全部、zoom開催とした。コロナ禍以前は、研究代表者金泰明はほぼ毎月のように上京し、研究分担者山竹伸二をはじめ研究協力者と対面で研究会を開催しさまざまな問題を協議してきたが、コロナ禍のなかで泰明での議論と協議が叶わず、深い議論を行うことができなかった。、
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は対面研究会とzoom研究会のハイブリッド形式の研究会を開催することによって、より深い議論と協議を追求したい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、東京開催の対面研究会が実施できず、また共生・人権関係の各地の博物館や研究施設の視察に行けなかったため。
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Research Products
(4 results)