2018 Fiscal Year Research-status Report
Swedish Study Mongolia Mission
Project/Area Number |
18K00080
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
都馬 バイカル 桜美林大学, 人文学系, 准教授 (00434457)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小長谷 有紀 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 教授 (30188750)
二木 博史 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (90219072)
長谷川・間瀬 恵美 桜美林大学, 人文学系, 准教授 (90614115)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | スウェーデン / モンゴル / ミッション / ヨエル・エリクソン / キリスト教 / ラーション / ハローンオス / ハダンスム |
Outline of Annual Research Achievements |
代表者は分担者の方々と常に連絡しながら、研究を進めてきた。2019年1月に第1回研究会を開き、いままでの研究成果を発表し、課題と問題について意見交換をし、今後研究のスケジュールを確認した。初年度は主に、文献資料の収集と現地調査を行った。 これまでは、文献資料の調査と当事者へのインタビュー等は順調に進んでいる。特に、ヨエル・エリクソンの写真コレクションに関する研究は、著しく成果をあげ、モンゴル学研究の分野で良好な評価を得た。 研究者たちは、海外と日本で文献調査を行い、研究を進め、論文もしくは口頭発表により、その研究成果を公開した。研究実績の概要は以下の通りである。 研究実績として、代表者の都馬バイカルは、スウェーデン、台湾、中国内モンゴル自治区で研究調査を行う傍ら、単著1本、論文1篇、そして研究発表を5回行った。分担者の二木博史氏は、日本で文献調査を行った。分担者の小長谷有紀氏は、スウェーデンと中国内モンゴル自治区で研究調査を行い、研究発表を2回行った。分担者の長谷川(間瀬)恵美氏は、単著一本、論文3篇、研究発表を5回行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調に進展している。代表者都馬バイカルの研究により、スウェーデンモンゴルミッションの宣教活動(医療活動と文化活動および社会福祉活動等含む)が次第に明らかになった。しかも、スウェーデンモンゴルミッションの宣教師たちによる、日本での宣教活動は1950年頃から開始したことが確認できた。二木博史氏のラーション研究、小長谷有紀氏の聖書協会とモンゴルとの関連性に関する研究及びヨエル・エリクソンの写真コレクションの研究、長谷川(間瀬)恵美氏のスウェーデン宣教師におけるモンゴルでの宣教の研究等は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
現地調査と文献収集を継続しながら、より深く広く研究を進め、その成果を公開する。 研究代表者都馬バイカルは、分担者と協力し、ヨエル・エリクソンが撮った写真資料の研究を継続しつつ、分析と解説を加えて日本語で出版する予定である。さらに、1950年頃に北海道で宣教活動を行っていたスウェーデン宣教師たちに関する調査を行う。また、分担者二木博史氏は、中国内モンゴル自治区で現地調査を行う。
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Causes of Carryover |
本学業務上の事情により、中國とモンゴル国での研究調査を行うことはできなかった。2019年度は実施する予定。
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Research Products
(15 results)