2020 Fiscal Year Annual Research Report
A Basic Research on Mowlavi's Masnavi
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18K00497
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| Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
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Principal Investigator |
佐々木 あや乃 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (60272613)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 守男 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (90143619) [Withdrawn]
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | ペルシア語神秘主義文学 / ルーミー（モウラヴィー） / 精神的マスナヴィー（コニヤ版） / イラン / データベース |
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| Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者は、ペルシア詩人ルーミーの一大神秘主義叙事詩『精神的マスナヴィー』の逸話部分の下訳を終え、推敲を重ねつつ解説執筆を鋭意進めた。出版に向けての準備を着々と進めることができたといえよう。
最終年度を迎えると同時に、退職した研究分担者からの申し出により、研究代表者は新たな研究分担者を加えず、単独での研究に挑むこととなった。それにもかかわらず、研究代表者は、本研究に直接関連する研究成果として、ルーミーのイスラーム神秘主義に対する考え方が表れている詩句の表現研究を基にした論考や、ルーミーの多大な影響を思想的に受けたと考えられる詩句が含まれるハーフェズ詩の論考をまとめ、発表するに至った。
また、『精神的マスナヴィー』のテクストのデータベースに関しては、大きな進捗が見られた。昨年度内にエンジニア班との話し合いに基づきデータベースの基盤を構築したことを受け、入力班の協力を得て、コニヤ版を底本としてすでに入力されているニコルソン版に加筆修正をおこない、その校閲作業を鋭意遂行した。その結果、当初目標としていた部分のみならず、第１巻全文の入力と校閲を終えることができた。データベースの構築が可能かどうか、３カ年の途中から方策を探る形で付随的に開始したデータベース作成ではあったが、最終年度に予想以上の進捗が見られたことになる。データベース構築のノウハウを確立させるに至った本研究が、『精神的マスナヴィー』全巻データベース完成のための大きな一歩となったことは言を俟たない。
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Research Products
(2 results)
