2020 Fiscal Year Research-status Report
Towards better understanding how phonetic characteristics convey sincerity in speech acts: Phonetic analysis of apologies
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18K00590
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
首藤 佐智子 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90409574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 隆之 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 講師(任期付) (90780982)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 謝罪 / 音声 / パラ言語情報 / 発話行為 / 誠実性条件 / プロゾディ / 感情音声 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、新型コロナの感染拡大による影響で大学内の音響実験室の使用ができず、2019年度に引き続き、実験の実施が不可能であった。被験者がマイクを使用して発声するという実験の性質に加え、音響室が極めて限定的な空調設備を使用した窓のない部屋であることに鑑みて、被験者の健康に対する配慮を十分に確保することはできないと判断した。実験ができない状態ではあったが、実験プログラムの見直しを引き続き行った。音響室での収録は不可能であったが、試験的にプログラムを実行してみたところ、被験者がシナリオを読んでアンケートの回答をしつつ発声を行うというプロセスがスムーズに行われないことが判明した。この点に関しては2021年度にプログラムの修正を行う。また、シナリオの数が依然として多すぎる可能性が指摘されたため、シナリオの見直しを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上述の通り、刺激音声の収録が大幅に遅れている。2019年度末からの新型コロナの感染拡大による影響で大学内の音響実験室の使用ができず、2020年度も、実験の実施が不可能であった。被験者がマイクを使用して発声するという実験の性質に加え、音響室が極めて限定的な空調設備を使用した窓のない部屋であることに鑑みて、被験者の健康に対する配慮を十分に確保することはできないと判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は最終年度になる可能性が高く、刺激音声の収録ならびに知覚実験を行う必要があるが、見通しはあまり芳しくない。大学内の音響実験室を使用できないことで研究が完全に途絶えていることに鑑み、実験の有効性は大幅に損なわれることを前提としたうえで、別の環境で実験を行うことも視野に入れ、あらゆる方策を講じて継続の道を探る予定である。
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Causes of Carryover |
2020年度は新型コロナの感染拡大により、音声の収録ならびに知覚実験が実行できなかった。実験参加者への謝礼として予定されていた予算が残額となっているため、次年度に使用する予定である。
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