2022 Fiscal Year Research-status Report
Hansard dialectology: Doing dialectological research using the minutes
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18K00632
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Research Institution | Fukuoka Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
二階堂 整 福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (60221470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乙武 北斗 福岡大学, 工学部, 助教 (20580179)
松田 謙次郎 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (40263636)
高丸 圭一 宇都宮共和大学, シティライフ学部, 教授 (60383121)
川瀬 卓 白百合女子大学, 文学部, 准教授 (80634724)
岩城 裕之 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (80390441)
田附 敏尚 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 准教授 (90645813)
木村 泰知 小樽商科大学, 商学部, 教授 (50400073)
内田 ゆず 北海学園大学, 工学部, 教授 (80583575)
佐藤 亜実 東北文教大学短期大学部, その他部局等, 講師 (20829197) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 地方議会 / 方言 / 会議録 / 言語研究 / 情報処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度、コロナの影響から、簡単に対面の研究会・研究打ち合わせを実施することが困難であったため、メーリングリストで連絡をとりながら、各自で会議録の研究を進めていく方法をとった。 年度末になって、ようやく研究会・研究打ち合わせ会議の開催が可能となり、2月、福岡にて会議録の2つの科研合同の研究会・研究打合せ会議を実施した。研究会では、「地方議会会議録を対象としたAIによる方言調査」(乙武・高丸)「地方議員の方言と身振りの関係」(二階堂)「議会における「お伺い{φ/を}します」「お伺い{φ/を}いたします」(山際)の3つの発表を行った。 発表内容は、最近注目されているAIを利用して、会議録から方言を拾い出す研究、議員の行政側への批判の場面で方言への切り替えがみられ、その際、非常にくだけた身体表現がみられること、議員が尋ねる際の形式、「お伺いします/お伺いいたします」の使用の差などの研究報告であった。 AIを利用して、会議録から方言を拾い出す研究は、今後の発展が期待される研究領域となることが予想される。ただし、そこには言語研究側からのデータへのかかわりが必要な点があることがわかり、この科研の特色である、言語研究と情報処理の連携による研究の成果が今後、期待されるのではないかと考えている。 打ち合わせでは、2023年度を最終年度として、研究成果まとめのための研究の方針・内容を打合せ、来年度へ生かすこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度もコロナの影響があり、そのため、対面での研究会・研究打ち合わせ会議を行うことが簡単でなかった。 まずは、各自で研究を進めてもらい、ようやく2月に福岡で対面の研究会が開催できた。 こうしたこともあり、全体として研究の進捗が計画より遅れることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
今までの研究の遅れを取り戻すべく、2023年度を研究の最終年度として、課題に取り組む計画とした。昨年度末の研究会・研究打ち合わせ会議で話し合った内容・方針に従って、今後の研究を推進する。 秋口に研究会・研究打ち合わせ会議を実施し、研究の総まとめを行っていくととする。
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Causes of Carryover |
コロナの影響により、対面での研究会・研究打ち合わせ会議を実施することなどが困難であったため、予定していた経費を執行することがかなわなかった。
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Research Products
(1 results)