2020 Fiscal Year Annual Research Report
The Development of Multi-Corpus Analysis System Co-Chu
Project/Area Number |
18K00723
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Research Institution | Aichi Shukutoku University |
Principal Investigator |
山本 裕子 愛知淑徳大学, 交流文化学部, 教授 (20410657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川村 よし子 東京国際大学, 言語コミュニケーション学部, 教授 (40214704)
小森 早江子 中部大学, 人文学部, 教授 (60221248)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | マルチコーパスシステム / オリジナルデータ / 分析の多様性 / ウェブアプリケーション / タグ検索機能 / メタ情報検索機能 / 一般公開 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、データ収集を継続するとともに、システムの改良と運用実験を行い、システムを完成させた。また完成したシステムについては、一般公開を開始した。 データは、昨年度に引き続き、日本語学習者、母語話者の作文データ、アニメのスクリプトデータ等の収集を行い、データを拡充した。得られたデータは、昨年度収集したデータとともに形式を整えてシステムに取り込み、分析を進めた。分析した成果の一部は、小森(2020)、本間・山本(2020)、山本(2020a)で発表した。いずれも本システムの独自性を生かし、タグを活用した研究である。また、発表した研究成果の一部については、山本・ラニガン(2020)および山本(2020b)にまとめた。 一方、システムに関しては、昨年度決定したシステム仕様に基づき、タグ検索機能、文レベルのメタ情報検索機能等を搭載した形で、公開に向けて開発を進めた。公開にあたっては、取り込んだデータの所有権やプライバシーに配慮して、各ユーザーが独立して使用できるようなシステム設計を行った。さらに、ユーザー管理システムの構築、マニュアル作成等を行ったうえで、公開用のホームページを開設して、必要な情報とともに11月にシステムの一般公開を開始した。 山本他(2020)では、公開するシステムの概要と、データの特徴に応じたタグ付けの方法、分析方法など、どのようにすれば、システムをより有効に活用できるかを提示した。さらに、ホームページ上から新規の使用希望者を募り、2月に使用希望者に対してワークショップを実施した。現在、すでに、日本語研究者、日本語教育関係者等がシステムの活用を開始している。
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Remarks |
研究成果を公開するためのホームページである。システムへのアクセスもここからできるようにしている。
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