2020 Fiscal Year Research-status Report
Conversation analysis of epistemics in EFL activities and a task design proposal
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18K00791
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
遠藤 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40724422)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早野 薫 日本女子大学, 文学部, 准教授 (20647143)
黒嶋 智美 玉川大学, ELFセンター, 助教 (50714002)
増田 将伸 京都産業大学, 共通教育推進機構, 准教授 (90460998)
横森 大輔 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (90723990)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 会話分析 / 英語教育 / グループワーク / 認識性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はコロナウイルス感染症のため大学では対面授業が行われず、新しいデータを収録することはできなかった。しかし、オンラインによるデータセッションを行うことで、収録済みのデータに関しては今までよりも多くの分析を行うことができた。このことにより、異なる種類のクラス内アクティビティにおいても、解答や英文理解について提案した学生がその提案をすぐ自分で却下したり、提案に自信がないというような認識的態度を表明することが繰り返し起きていることが確認された。 2021年2月には日本女子大学との共催でConversation Analysis of English Learning Activities (英語学習活動の会話分析)と題した国際ワークショップを開催した。韓国・ソウルの成均館大学のYujong Park氏をゲストに迎えて Using Conversation Analysis in the Investigation of ELF Classroom Interaction among Multilingual Studentsという招待講演を行ったほか、科研メンバーは Possible Application of Conversation Analysis to Language Teaching/Learning(増田)、Epistemics in Everyday Conversation and Epistemics in Language Classroom (早野)、Epistemic Downgrading in Proposal Sequence: Cases from EFL Classroom in Japan(黒嶋・遠藤)という発表を行い、全体討論も行った。会話分析の研究者も多く参加し、時間を延長して活発な議論をすることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新しいデータは取れなかったものの、データセッションはオンラインで例年よりも多く開催することができ、また2月に行った国際シンポジウムでは国内外の研究者と交流して研究の方向性に関し高い評価を得ることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度となる今年度は、当初の予定通り、新しいデータ収集は行わず、既に収集したデータからのコレクション作成と、より深い分析を行うことで研究を遂行する。また、オンラインによるデータセッションの利便性をいかし、国内外の関連研究者とも積極的に交流を進める。
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Causes of Carryover |
コロナウィルス感染症の流行により、対面でのミーティングや学会参加ができなかったため。
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Research Products
(13 results)