2019 Fiscal Year Research-status Report
Catastrophe and Everyday Politics: Nuclear Refugees and Local Citizenship
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18K01193
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
鄭 幸子 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (20770001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮川 陽名 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (10790610)
上杉 健志 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (20791114)
大澤 貴美子 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (70804251)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 異邦人 / 政治 / 移動 / 災害 / 当事者 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究分担者と共に、あるいは各自手分けして以下の調査と研究をした。被災者や支援者たち一人ひとりに焦点を当てる調査、文献研究、地方政治の場での代表制の分析を行い、その成果の一部を出版物としてまとめた。前者の具体的な調査方法は、1)福島原発おかやま訴訟の裁判の傍聴や弁護団による報告会への参加、2)南相馬ひばりエフエム「柳美里のふたりとひとり」アーカイブにおさめられた296回分の被災者たちのインタビューからの情報収集、3)東日本大震災の被災地のA市での現地調査 以上の調査をベースにしつつ、特に3)東日本大震災の被災地のA市での現地調査を中心に論文としてまとめた。
それ以外にも、社会学及び人類学的なアプローチにより、4) 東日本大震災を機に移住した人たちがいる岡山県真庭市蒜山振興局との面談 5)真庭なりわい塾が開催した地域を知る&移住説明会への参加 6)移住者支援団体のHP及び復興庁HPから情報収集、7)東日本震災、地方創生、および科学技術研究に関する書籍や論文(英語及び日本語)収集と精読を行った。
また政治学の見地から、8)岡山県議会・市議会における避難者・移住者に関する発言内容の分析、避難者・移住者一般に関する記録や先行研究および分析枠組・理論枠組構築のための先行研究のレビューを行い、岡山地方政治における東日本大震災関連の避難者・移住者の実質的政治代表に関する研究論文執筆開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19により、研究者を含め人々の移動が制限された
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Strategy for Future Research Activity |
フィールドワークや国際学会発表を計画していたものの、コロナウィルスによる非常事態宣言で、国内外の学会や裁判開催のキャンセルもあり、今後の予測は難しいものの、状況判断のための情報収集に時間を割きながら、計画の変更を行う。
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Causes of Carryover |
COVID-19など、予期せぬ制約により、予定通り通り進められなかった。
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Research Products
(1 results)