2022 Fiscal Year Research-status Report
Catastrophe and Everyday Politics: Nuclear Refugees and Local Citizenship
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18K01193
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
鄭 幸子 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (20770001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮川 陽名 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (10790610)
上杉 健志 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (20791114)
大澤 貴美子 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (70804251)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 在日コリアン / 複合差別 / 地方 / 教育 / 東北 / 人権 / ジェンダー / 啓発 |
Outline of Annual Research Achievements |
「東日本大震災の経験を永く受け継いでいくために、震災に関連する資料を収集し、公開する取り組みを行って」いる東北大学附属図書館学術情報基盤係から本研究による成果として鄭と宮川が共著として発表した論文「「なりゆきとあそびから考える震災後の歩み:在日コリアンからの支援」」について震災関連資料のとしての寄贈の依頼があった。 「学術的な内容を含む図書、雑誌、論文、調査・研究報告書、講演会発表資料などを重点的に収集する」の東北大学附属図書館の方針の重要性を鑑み、我々の共著論文を2022年度は寄贈した。競う論文は東北大学附属図書館の震災ライブラリーにて活用されている。
また宮川は、本科研研究を念頭に以下の調査を行った。令和4年度法務省委託「人権啓発活動地方委託事業における効果検証の在り方」についての調査・研究として 公益財団法人人権教育啓発推進センターからの依頼を受け協力研究者として宮川陽名が研究に参加した。 事務局は日本加除出版株式会社と公益財団法人人権教育啓発推進センターである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
現在進行中の大澤の研究は、論文発表は2023年度に予定されている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の期間の大半がコロナ蔓延の時期と重なってしまい、研究の方向性や発表形態、調査方法に大幅な変更を迫られている。その中で、新たな切り口として、Intersectionality(交差性)や複合差別の視点も含めることにした。周辺化された属性を複数持つ人々に注目することによって、一見、無関係に見える原発事故による避難者、移住者、保養者と言われる人々へのシンパシーを持つ民族的マイノリティーの人々が、原発被害者へのサポート活動を行っていることも見えてきた。今後は2020年に『日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション』として第一版が日本語訳が出版されたことにより社会的認知度も上がりつつあるマイクロアグレッションという理論的枠組みも活用したい。その為にも、大幅改定された第二版の原著Microagressions in Everyday Life Second Editionも参照する予定だ。
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Causes of Carryover |
コロナの影響により、フィールドワークや研究方法、発表計画に変更が生じたため。
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