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2020 Fiscal Year Annual Research Report

The study of the links between top management leadership style and performance measurement system in Japanese companies

Research Project

Project/Area Number 18K01905
Research InstitutionOtaru University of Commerce

Principal Investigator

乙政 佐吉  小樽商科大学, 商学部, 教授 (20379514)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywordsバランスト・スコアカード
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、「どのようなリーダーシップの下でどのような特性を有する業績測定システムが実践されれば効果を生み出すのか」を問いとして、①業績測定システムとリーダーシップとはどのような関係にあるのか、②業績測定システムとリーダーシップとの関係がどのようにして成果に結びつくのか、の2点を実証的に明らかにすることを目的としている。本研究の目的を達成するために、最終年度である本年度も、先行研究のレビューおよび事例研究を実施している。
研究実績としては、共著にて、「わが国企業のバランスト・スコアカードの実践-A社の事例」を執筆した。ただし、現時点では未公刊である。
同論文では、A社の15年以上に及ぶバランスト・スコアカード(BSC)の実践において、視点の数が簡略化された以外、運用方法に大きな変更はないことを踏まつつ、同社でのBSCの定着理由を考察した。結論として、ボトムアップによって運用されていることがA社でのBSCの定着理由の一つとして挙げられる。同社のBSCは部門戦略マップを作成することから始まる。また、戦略マップや目標管理シートをどのように活用するかは部門長に委ねられる。BSCの実践に関してトップダウンの要素はほとんど見受けられない。
二つは、戦略マップの作成や、目標管理シート上の管理項目の測定に意義が見いだされている点である。同社では、従来、全社の財務指標のみが業績管理の対象になっていた。BSCの導入によって、各部門の目標や重視する活動内容が共有できるようになっている。加えて、管理項目が過多であるとはいえ、非財務指標を利用しながら目標達成のための進捗度を把握できるようになっている。
今後の研究の展開として、A社の事例に複数の事例を加えて比較分析した上で、トップ・マネジメントのリーダーシップに注目しながら、BSCの実践方法に影響を与える要因をさらに探究していく。

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Published: 2021-12-27  

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