2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a network to support classes and creation of a center for the training of home economics teachers in the era of multicultural society
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18K02186
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
堀内 かおる 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (00252841)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 家庭科教員 / オンライン研修 / ナレッジ・マネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
オンラインによる家庭科研修会HELCY(Home Economics Lesson/Learning Community in Yokohama)を合計11回、継続して開催した。研修会の内容は、①本研究者による話題提供とファシリテーションで情報交流を行った3回(テーマ:「学習指導と評価」「よりよい授業にするための次の一歩」「家庭科のカリキュラム・デザイン」)、ゲスト講師を招いてミニ講義とトークセッション・ディスカッションで構成された4回(テーマ:「道徳教育と家庭科」「感性を育むものづくり」「防災と家庭科」「高齢社会と家庭科」)、参加者である家庭科教員による授業提案の2回(少人数調理実習、消費者教育実践、小中一貫の家庭科カリキュラム)、大学の授業で取り組んだ教材開発の成果を学生が報告する2回というように多岐にわたっていた。 コロナ禍の収束が見られない中でも、オンラインによる研修会だからこそ、毎回10数名から20名ほどの参加者を得ることができた。また、参加者の内訳をみると、小学校から高等学校までの校種で学校設置者は公立、国立、私立と様々で、教員歴も異なっていた。これらの多様なキャリアを持つ家庭科教員たちがオンライン・ミーティングで集い、共通のテーマの下で意見交換をし新たな情報を得て、それぞれのニーズに応じた学びがあったと受け止められた。 HELCY研修会は、家庭科教員のナレッジ・マネジメントの場として機能し、集った家庭科教員たちにとって、自分自身の実践を省察し、新たな授業アイデアの視点を獲得する機会をもたらしていたことが、参加者の事後アンケートから明らかになった。
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Research Products
(6 results)