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2023 Fiscal Year Annual Research Report

公共的な諸課題を解決するための市民性教育に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 18K02687
Research InstitutionDoshisha University

Principal Investigator

本多 千明  同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (20454697)

Project Period (FY) 2019-03-01 – 2024-03-31
Keywords学校教育 / 市民教育 / 市民性 / シティズンシップ / 公共 / 地域と学校 / 総合的な学習の時間 / 子ども
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題では、学校と地域社会が相互に連携し、協力し合いながら持続可能な社会の実践に関する検討を行った。「令和の日本型学校教育」では、新たな時代に対応した主権者教育の構築が求められている。社会に教育課程を実現するためには、多様な他者と交流し協働して活動できる機会と場を設け、豊かな人間性の育成を保障することが必要である。
現在、学校教育では、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実させて、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善が求められている。養成から研修を見通した一体的な取組の充実が求められているが、どのような授業内容および授業方法が効果的であるのかについて、引き続き検討を行いたい。地域社会で、どのように子どもたちの学びを保証することが出来るのかについては、学校教育だけではなく、行政や地域社会といった、重層的なアプローチが必要である。今後の課題としては、開かれた学校に対して、地域社会との連携の在り方について、模索することが挙げられる。
新教科『公共』は、主権者として社会に参加するために必要な知識を学ぶだけではなく、適切な判断力や様々な社会的課題に対して適切に判断し、解決する力を身につけることを目的として新設された科目である。「私たちが拓く日本の未来」の活用の推進および新学習指導要領の下での指導の充実が求められており、様々な主権者教育のカリキュラムは実践されつつある。実際のカリキュラムの作成に向けて、資料収集を中心に行った。
今後の課題としては、『公共』の授業を中心として、如何に社会に参画し、他者と協働する主権者を育成することができるのかについて、具体的なカリキュラムを提示することが挙げられる。引き続き、公共的な諸課題を解決するための市民性教育について考察を深めたい。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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