2021 Fiscal Year Annual Research Report
Quality Management at Programme Level in British Higher Education
Project/Area Number |
18K02719
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 正弘 筑波大学, 大学研究センター, 准教授 (30423362)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高等教育 / 学位プログラム / 教教分離 / 国際比較研究 / イギリス |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、イギリスや日本におけるプログラムレベルの質保証のあり方について、主に文献調査を行うことで、研究を遂行した。なお、イギリスへの訪問調査や海外での学会発表は、Covid-19の影響で断念した。考察対象は主に二つある。一つは、プログラムレベルの内部質保証を担う学内組織(教学マネジメント室など)のあり方について、日英両国の事例報告を収集した。もう一つの対象は、他の科研との兼ね合いもあるが、プログラムレベルの内部質保証への学生参画のあり方について、日英両国の事例報告を収集した。これらの研究成果は、下記の出版物または学会発表として、公表することができた。 ・田中正弘・武寛子(2022)「学生が作成する評価報告書は質保証にどのような影響を与えているか―スウェーデンとイギリスの『学生意見書』を参考に―」『教育学系論集』第46巻第2号,1-16頁。田中正弘(2021)「イギリスの大学」,橋本鉱市・阿曽沼明裕(編著)『よくわかる高等教育論』ミネルヴァ書房,112-115頁。田中正弘・武寛子(2021)「学生が作成する評価報告書は内部質保証にどのような影響を与えているか スウェーデンとイギリスの「学生意見書」を参考に」日本比較教育学会第57回大会(オンライン) さらに、研究成果を広く還元する目的で、自大学・他大学におけるFD講演などを下記のように引き受けた。 ・田中正弘(2022)「内部質保証のアクターをめぐる日英比較―学生の役割に着目して―」(名古屋大学での招待講演:3月17日)、田中正弘・金沢拓也・北澤繁人(2021)「学生の視点による教育改善案 試行的提示」(筑波大学での講演:7月20日)、田中正弘(2020)「学生および企業等からの意見聴取 モニタリングの試行結果を踏まえて」(筑波大学での講演:11月24日)
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Research Products
(5 results)