2018 Fiscal Year Research-status Report
Recording of Educational Practice with a 360-degree All-around Camera and Construction of "Learning Outcome Visualization System"
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18K02877
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Research Institution | Hagoromo International University |
Principal Investigator |
内田 知巳 羽衣国際大学, 現代社会学部, 助教 (80791962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 まり子 羽衣国際大学, 現代社会学部, 教授 (20269046)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 360度映像 / 映像解析 / スポーツアナリスティック / 授業評価 / サービスラーニング / 特別支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
①360度全周囲カメラの選定と運用システム構築について、本研究に用いる機器の比較検討のため、2018年7月に関西放送機器展、2018年11月にInterbee(国内最大放送機器展)をそれぞれ視察、また候補カメラのデモ機での試運用を行った。その結果、当初使用してい機材からの仕様変更を含め、電源系統から記録メディアまでの使用機材および撮影周辺機器を含む撮影環境と運用については仕様を確定することができた。分析システムについては映像編集ソフトウェアを用いた解析値抽出を試行し、一連の作業の効率化を検討中である。 ②小田まり子教授と研究学生によって研究が進められている特別支援学校におけるサービスラーニングの実施状況の記録について、久留米市立特別支援学校において実施回数が予定より減少し、記録撮影は一回にとどまった。また、他の地域の支援学校へのサービスラーニング実施について、奈良市教育センターの協力を得ることが確定しているが、初年度中での支援実施には至らなかった。今後映像の蓄積および評価対象のための実施計画を再度検討する必要がある。 ③特別支援学校でのサービスラーニング実施の代替として、羽衣国際大学におけるバドミントン競技によるスポーツ教育、およびバドミントン部選手の練習成果の評価に360度映像からの行動分析、スポーツアナリスティックを用いる実験を実施した。この実験の途中報告については2018年度の教育システム情報学会全国大会で発表済み、また2019年度の教育システム情報学会全国大会でも発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初想定してた、小田まり子教授ゼミ生による特別養護学校の生徒への教育支援サービスラーニングの実施回数が少なく、360度映像による記録撮影のデータの蓄積は進まなかった。代替の記録対象として、羽衣国際大学バドミントン部の協力を得て、バドミントン指導及び、バドミントンを通してのスポーツ教育における効果測定としての記録撮影を行った。また、奈良市教育センターと提携し、小中学校教員向け教育コンテンツを制作し、その使用状況を記録撮影することが決まっている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究分担者である小田まり子教授の指導の下大学生が制作した教育支援機器及びソフトウェアによる、特別支援教育支援の実践を行い、その様子を360度映像による記録撮影を行う。記録映像は、データベースに蓄積し、学生ごとのポートフォリオとして、アーカイブできるシステムを構築する。この蓄積した映像を元に、教育支援実践の評価、学生制作機器またはソフトウェアの作動やユーザービリティの検証を行う。 従来のサービスラーニングの実践への定性的評価と映像による解析への関連を明らかにすることにより、360度映像記録の有用性を検証する
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Causes of Carryover |
【人件費・謝金の次年度使用額について】映像撮影および、映像解析の大量処理のためのアルバイト謝金を予定していたが、今年度の撮影データ量が少なかったため、使用しなかった。同予算は2019年度に繰り越して実行予定。 【その他の次年度使用額について】撮影機材および解析ソフトウェアの比較研究のためのサブスクリプション契約費用を見込んでいたが、無償トライアル版での代用ができたため。2019年度もしくは2020年度に選定したソフトウェアの使用料として執行予定。
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Research Products
(2 results)