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2022 Fiscal Year Research-status Report

自然水環境中の細菌由来タンパク質分解酵素による腸管系ウイルスの不活化メカニズム

Research Project

Project/Area Number 18K04403
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

稲葉 愛美  山口大学, 大学院創成科学研究科, 学術研究員 (60749448)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2024-03-31
Keywords腸管系ウイルス / 細菌由来細胞外タンパク質分解酵素 / 不活化メカニズム
Outline of Annual Research Achievements

水中の腸管系ウイルスの感染リスクの評価を確立させるために、感染性ウイルスの存在を評価する必要がある。そのためには、水環境中に存在するウイルスの不
活化に影響する要因を正確に解明する必要がある。これまでは、UVや消毒など、物理的、化学的要因に着目し、ウイルスの不活化を評価したものに限られてい
た。しかし、水環境中のウイルス不活化要因に細胞外タンパク質分解酵素が関与している可能性が予測されるが、不活化に影響する酵素の種類や放出する微生物
に関する知見はない。ウイルスの不活化に影響する酵素活性の種類、その様な活性をもつ酵素を放出する細菌、水環境、季節性などの差異によるウイルス不活化
の違いなどを明らかにする必要がある。そこで本研究では、市販、細菌株由来、環境水中に存在するタンパク質分解酵素に着目し、対象とした腸管系ウイルスの
不活化影響を評価する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本年度に産休・育休を取得し、研究を中断したため。

Strategy for Future Research Activity

実行予定であった研究内容を遂行する。まず市販の単一精製されたタンパク質分解酵素により実際に対象ウイルスが分解され、不活化されるかを確認する。ま
た、実際のカプシドタンパク質の切断部位をLC/MSにより解析し、in silicoにより解析された予測切断部位と一致するのか比較解析を行う。さらに、2~3年目に
予定していた、細菌株から放出される細胞外タンパク質分解酵素によるウイルス不活化実験、および環境試料を用いたウイルス不活化実験を順次遂行する

Causes of Carryover

研究代表者が産休育休により、7か月間研究が中断された。そのため、当該年度に実験で使用する予定であった予算が使用されなかった。
次年度に当該研究を遂行すべく、必要物品の購入を進めている。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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