2019 Fiscal Year Research-status Report
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18K07447
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
横田 憲治 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (00243460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 裕之 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (60263563)
渡辺 朱理 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (80585026)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ピロリ菌 / Th1/Th2 / 胃がん / systatinA / IL10 / IFN-gammer |
Outline of Annual Research Achievements |
1)Th2優位の免疫を強く誘導すると、胃癌発症が誘導できるのか?動物実験を行う。 BALB/cマウスにピロリ菌(SS1株)を感染させ、感染が成立した。 感染が成立したマウスにIFN-gammerとIL-10を濃度を変えて投与し、IgG1とIgG2を測定しながらTh1/Th2の免疫状態をモニタリングしている。サイトカインの投与は、週1回1か月投与を1クールとして、4クールを行い、IFN-gammer投与群はTh1優位、IL-10投与群はTh2優位になりつつある。 今後、さらに数クールのサイトカイン投与を行い、胃炎の状況など病理を確認する予定。 2)抗原提示細胞内で、貪食された抗原の分解をするリソゾーム内のプロテアーゼ阻害分子であるCystatinAのピロリ菌感染時の免疫学的機能と胃癌患者での発現解析を(患者さんのリンパ球及び培養細胞を使った実験を行い、胃癌発症のマーカーになる可能性のデータを得ている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ感染の影響で研究中断中
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Strategy for Future Research Activity |
マウスの実験は、ある程度Th1とTh2の優位が確立したところで、胃の病理検索、脾臓リンパ球の、ピロリ菌抗原に対する免疫反応を、サイトカインmRNAの発現解析などで確認する。
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Causes of Carryover |
当該年度に予定していた動物動物実験の許可に手間取り、実験開始が遅れたため、動物実験の実施ができなかったため残額が生じたが、次年度に実施をするため、当該費用に支出する予定である。
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Research Products
(2 results)