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2019 Fiscal Year Research-status Report

Social Determinant of Health

Research Project

Project/Area Number 18K07465
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

山田 正明  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (40377338)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords生活習慣病 / 社会経済的要因
Outline of Annual Research Achievements

令和元年度(2019年)は健診ビッグデータから、各受診者が所属する社会経済的状況(SES)を把握するためのデータ構築を行った。SESを示す要因として追加した2つのデータは各受診者の住居地区と、産業分類である。個人の詳細な住居(番地)は個人情報の点から入手の許可が得られず、郵便番号のみを入手している。その番号から受診者を小学校区ごとに層別することを試みた。しかし、郵便番号では異なる小学校区で重複する地域があり、層別できないことがわかった。もう一方の職業から産業別に層別する方法では、職業大分類に従って区別し、かつ正規職員数と企業の資本金の情報も追加している。しかしデータが不明な企業も多く、正規職員数と企業の資本金では約40%が脱落している(2万人中約8000人)。
2013年から2016年までのデータがあるため、縦断調査を実施したいと考えているが、住居の郵便番号と所属する産業の情報が2016年のデータにしか含まれていなかったため、SESが生活習慣病の危険因子として同定する分析は困難であり、横断研究しかできない可能性がある。
○情報収集
社会経済的状況(SES)や地理的な分布との健康格差に関する情報を得るため、日本内科学会総会、日本超音波検査学会、日本消化器病学会総会、アメリカサンディエゴでの消化器病週刊(DDW)に参加した。SESによる健康格差は日本の臨床の学会では関心が低く、各学会で数台しか発表されていないが、アメリカの学会ではSESによる肝臓病などの格差などが多く発表されており、社会医学の関心が高いことを実感した。この知識を生かして分析を進めたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

ビッグデータ特有の問題と思われるが、希望するデータが調査開始時にはない(最新のものにだけ含んでいる)、郵便番号で住居の区別が可能と予想していたが実際には区別ができない、社会経済的要因(SES)の項目を追加すると対象者が40%減少するなどの問題がでている。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、分析可能で存在するデータを用いて生活習慣病とSESについて分析を継続する。

Causes of Carryover

ビッグデータのデータクリーニングと分析に問題(1、郵便番号で層別する予定であった小学校区が重なる地区があり層別できない、2、企業を産業別・資本金額で層化しているが、欠損値が40%ある、3、健診者が属する企業名は最終の2016年にしか入っていなかった)が発生したため、研究が遅れ、発表や公表ができなかった。
2020年度は可能なデータを用いて分析を進めたい。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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