2020 Fiscal Year Annual Research Report
Integration of the dynamics of tumor hypoxia and high-precision radiotherapy for refractory cancer
Project/Area Number |
18K07751
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉村 通央 京都大学, 医学研究科, 講師 (40597936)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中本 裕士 京都大学, 医学研究科, 教授 (20360844)
石守 崇好 京都大学, 医学研究科, 講師 (70742211)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | Radiotherapy / Pancreatic cancer / Hypoxia |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで検討を重ねてきた膵癌における低酸素領域と放射線治療の効果に関する検討試験の実施計画書を作成し、当院の医の倫理委員会に申請を行った。新型コロナ肺炎の影響もあり、承認に時間を要したが、2020年10月16日承認を取得した。当院のサイクロトロン施設の移設にともない、FMISO製剤作製工程の確認、精度検証、新研究員の教育などが必要であったが、その手順を経て、2020年11月17日に、第1例目の膵癌患者の同意を取得し、FMISO-PET検査を行った。その後、症例集積に努め、2020年度内に計7名の膵癌患者から同意を得て、FMISO-PET検査を行った。現在集まったデータを解析し、有意とすべきカットオフ値について検討を行っているところである。 新型コロナ肺炎の影響により、倫理委員会の承認に時間がかかったことに加え、放射線治療を受ける膵がん患者数の減少もあったため、当初の予定より進捗が遅れてしまったが、予定の25例の完遂に向けて、今後も症例集積を続けていく予定である。 また、同時に先行研究で行っていた頭頸部癌におけるFMISO-PET/CT検査の結果を解析し、FMISO静注後の至適撮像タイミングについて検討を行った。具体的には、静注後2時間と4時間後の画像を比較し、両撮像タイミングには有意な相関があることが証明され、静注後4時間待つ必要はないことが示された。現行の研究では、FMISO静注後3時間後に撮像行っているため、その正当性も実証された。同結果は、Molecular Imaging and Biology誌(Peer Review有り)に投稿し、2021年1月にPublishされた。(Evaluation of Optimal Post-Injection Timingof Hypoxic Imaging with 18F-Fluoromisonidazole-PET/CT)
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Research Products
(1 results)