2023 Fiscal Year Annual Research Report
The analysis of pulmonary vein and venule in the experimental veno-occlusive pulmonary hypertension.
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18K08192
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| Research Institution | Suzuka University of Medical Science |
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Principal Investigator |
丸山 淳子 鈴鹿医療科学大学, 医用工学部, 教授 (50263017)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 一男 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 教授 (20181828)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 肺高血圧 / ブレオマイシン / 気管内投与 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
ブレオマイシン(BL)気管内投与による肺線維症に関連した肺高血圧症ラットモデル作成を試みたが、発症の程度に個体間のばらつきがあり肺高血圧に至る個体が少なく、動物モデル作成に難渋した。今回、BL投与量を変更して複数のラット系統、週令数を試み、６週令SDオスラットを選定し、以下の実験を行った。
<実験方法＞ペントバルビタール腹腔内麻酔後、自発呼吸下に喉頭鏡による喉頭展開とスプレーゾンデを用い、ブレオマイ シン (BL)単回気管内投与（7.5 U/kg）あるいは同量の生食（sal）単回投与を行なって肺線維症による肺高血圧ラットモデルの作成を試みた。投与4週間後に再びペントバルビタール腹腔内麻酔後、自発呼吸下で閉胸右心カテーテルにより循環動態を評価した。また心肺採取を行い摘出心より右室肥大の 評価をし、 組織固定を行なった摘出肺のMasson trichrome (MT)染色およびElastica van Gieson (EVG)染色により組織線維化および肺血管病変の評価を試みた。
<結果と考察> 右心カテーテルの結果、BL投与群ではsal 投与群と比較して肺動脈圧上昇を認めた。fulton's index でも同様にsal 群と比較して高値を認めた。以上の結果から今回、BL投与による肺高血圧モデルが作成できたと判断できた。MT 染色では肺組織で肺門部を中心に肺胞構造の消失を伴う広い線維化病変が認められた。連続切片を用いた染色では、線維化病変領域に中膜肥厚を伴う血管が散在していた。線維化病変の進行が血管病変を引き起こすのか、引き起こすとすればどのような機序によるのか、血管病変の主座があるとすればどこか、については今後さらに検討する必要がある。
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Research Products
(2 results)
