2019 Fiscal Year Research-status Report
Immune-escape mechanism of relapsed leukemic cells after multiple transplantation
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18K08376
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
池亀 和博 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20372609)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海田 勝仁 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00441254)
小川 誠司 京都大学, 医学研究科, 教授 (60292900)
南谷 泰仁 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (60451811)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | HLA不適合移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年同様、HLA不適合移植後再発例でHLA-LOHを検討したが、その例ではHLA-LOHは見られなかった。利用可能なHLA抗体が少ないことが律速段階となっているため、直接再発白血病の遺伝子を検索することを試行中である。現在も可能な限り再発検体の確保に励んでいるが、コロナ感染禍によって検査・研究機関の活動が縮小されているため、研究が滞っている。一方、もう一つの検討課題である両HLAハプロタイプ不適合移植(HLAフルアロ移植)においては、両方のHLAを同時に標的とするため、その後にもし再発すれば標的となる両方のHLAが消失している状況が一挙に得られる可能性がある。こちらのタイプの移植については前向きの臨床試験が目標症例数に到達し、現在論文投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
HLA-LOHを起こしている白血病再発例が少なく、利用可能なHLA抗体が限られている。またコロナ感染禍によって、検査・研究機関の活動が縮小されており、研究が滞っている。
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Strategy for Future Research Activity |
両HLAハプロタイプ不適合移植(HLAフルアロ移植)においては、その後にもし再発すれば、標的となる両方のHLAが消失している状況が一挙に得られる。現在投稿中の論文が受理されれば、より大規模なHLAフルアロ移植プロトコールを開始する予定である。これによって検体採取の効率がアップすると期待される。また利用可能なHLA抗体が少ないことが律速段階となっているため、直接再発白血病の遺伝子を検索することを試行中である。
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Causes of Carryover |
物品費(消耗品を含む)は検体が得られた場合に使用される。これまでにはあまり検体が得られなかったが、次年度に使用される可能性がある。
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