2018 Fiscal Year Research-status Report
医療経済研究者養成向けの教育ツールの開発とその応用に関する研究
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18K09953
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
荒川 一郎 帝京平成大学, 薬学部, 教授 (80599754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 忠夫 奥羽大学, 薬学部, 教授 (00507866)
村澤 秀樹 立命館大学, 生命科学部, 助教 (50770202)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 医療経済 / コンパニオ診断 / ルーブリック |
Outline of Annual Research Achievements |
1.医療経済に関する洋書の翻訳:2019年3月、英国の出版社(Oxford University Press)より翻訳許可を取得、2019年4月より翻訳会社による初期翻訳を開始、荒訳原稿を2019年7月に入手する予定。 2.医療経済研究の実践-ベイズ統計法を用いたがん治療におけるコンパニオン診断の費用対効果に関する研究:費用対効果評価の予備検討として、「コンパニオン診断による白金系抗悪性腫瘍剤感受性再発卵巣がん患者のPARP阻害剤オラパリブの薬剤経済評価」と題した検討を行った。初期解析結果として、コンパニオン診断による白金系抗悪性腫瘍剤感受性再発卵巣がん患者のPARP阻害剤オラパリブは既存の治療に比べて費用対効果に優れた結果が得られた。その結果を2019年日本癌治療学会学術集会(第57回:2019年10月24-26日、福岡県開催)に演題登録を行った。なお、演題登録した抄録(抜粋)は下記のとおりである。 [Result]In basic-base analysis, the life saved by Olaparib compared to GC group was 6.1 months in without-CDx group and 7.1 months with-CDx group. The incremental costs were 8,085,991 yen and 2,341,095 yen, respectively. The ICER (incremental cost-effectiveness ratio) of olaparib without-CDx group was 1,325,572 yen / QALM (quality-adjusted life month), and with-CDx group 329,732 yen / QALM, below the willingness to payment of Japan authority. The stochastic analysis showed the robustness of base-case. The probabilistic one revealed that approximately 90% of iteration cost-effectiveness was gained.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.医療経済に関する洋書の翻訳:2019年3月、英国の出版社より翻訳許可を取得、2019年4月より翻訳会社による初期翻訳を開始、荒訳原稿を2019年7月に入手する予定。 2.医療経済研究の実践-ベイズ統計法を用いたがん治療におけるコンパニオン診断の費用対効果に関する研究:費用対効果評価の予備検討として、「コンパニオン診断による白金系抗悪性腫瘍剤感受性再発卵巣がん患者のPARP阻害剤オラパリブの薬剤経済評価」と題した検討を行った。その結果を2019年日本癌治療学会学術集会(第57回:2019年10月24-26日、福岡県開催)に演題登録を行った。 3.教育効果の評価:上述洋書の翻訳の進捗に合わせて、2019年度内に実施予定である。 4.e-learningシステムの開発:上述洋書の翻訳の進捗に合わせて、2019年度内に実施予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
1.医療経済に関する洋書の翻訳:2019年3月、英国の出版社より翻訳許可を取得、2019年4月より翻訳会社による初期翻訳を開始、荒訳原稿を2019年7月に入手する予定。そして、荒訳原稿を研究者間でチェックすることで、2019年度内には翻訳が完了する予定である。 2.医療経済研究の実践-ベイズ統計法を用いたがん治療におけるコンパニオン診断の費用対効果に関する研究:費用対効果評価の予備検討として、「コンパニオン診断による白金系抗悪性腫瘍剤感受性再発卵巣がん患者のPARP阻害剤オラパリブの薬剤経済評価」と題した検討にちうては、初期解析結果を2019年日本癌治療学会学術集会(第57回:2019年10月24-26日、福岡県開催)にては発表する予定である。さらに他の疾患領域に広げて同様の検討を行うことで最適な、そして精度の高い分析方法の確立を目指していきたい。 3.教育効果の評価:上述洋書の翻訳の進捗に合わせて、2019年度内に実施予定である。 4.e-learningシステムの開発:上述洋書の翻訳の進捗に合わせて、2019年度内に実施予定である。
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Causes of Carryover |
2019年度中に英国出版社(Oxford University Press)発刊の医療経済分析の実践に関する洋書の翻訳費用を支出する必要があるため、次年度使用額が生じた。
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