2020 Fiscal Year Research-status Report
労働生産性の向上を目的とした鍼治療プログラムの効果検証
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18K09982
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
宮崎 彰吾 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 教授 (40581971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
皆川 陽一 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 講師 (60609626)
沢崎 健太 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (80387935)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | プレゼンティーイズム / 健康経営 / 鍼灸あん摩マッサージ指圧 / 産業保健 / 助成 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目の2020年度には、2018年度までに実施した臨床試験の結果について学会発表を行った(予定していた一部の依頼講演は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響で中止となった)。 また、公募した65名の調査参加者のうち、参加条件を満たした62名(累計203名)を、肩こりや腰痛など、なんらかの不健康な状態に対して各職場において励行されている通常の対策を任意で行う「対照群」、または、通常の対策を任意で行うことに加えて、指定した分担はり師が属する施術所にて観察期間中に施術を受けた際の領収書を観察期間後に提出することによって、最大8,000円まで助成(キャッシュバック)を受けることができる「介入群」、のいずれかに割付けて、4週間比較する臨床試験を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度に実施した臨床試験の結果について、第69回(公社)全日本鍼灸学会学術大会(京都大会)にて誌面発表を行い、東京都福祉保健局委託講習会(前期)のオンライン講座の講師を務めた。2020年9月17日より研究対象者の公募を開始して65名が参加協力に同意し、2021年1月5日までに62名分(累計203名)の解析データを得た。初年度から計画通りに調査参加者を確保できたことで、設定した症例数(サンプルサイズ)に達した。
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Strategy for Future Research Activity |
調査参加者の確保が完了したため、解析および研究成果の公表を推進させる予定である。
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Causes of Carryover |
前年度繰越89,928円、直接経費1,120,000円、間接経費譲渡額336,000円の計1,545,928円の所要額に対して、研究対象者への謝金が512,000円(8,000円/人@64人)、鍼治療費用助成額が190,830円(上限8,000円/人@29人)、業務委託費(被験者募集)195,800円、間接経費譲渡額336,000円の計1,234,630円支出し、差311,298円の次年度使用額が生じた。 前年度繰越分を除く221,370円の次年度使用額が生じた主な理由は、流動的な研究対象者への謝金を確保するため、業務委託費(被験者募集)の一部(204,000円)及び動的ランダム割付Webサイトへの登録料及び使用料等(33,000円)を大学内より拠出したためである。 次年度使用額については、データ解析のためのパソコンソフトの購入費、論文校正費の他、研究成果広報活動(研究の成果発表のための出張旅費、など)に充てる予定である。
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Research Products
(1 results)