2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development and validation of nursing intervention program to prevent joint destruction in patient with rheumatoid arthritis undergoing outpatient
Project/Area Number |
18K10284
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
佐伯 良子 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50568300)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 孝作 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (70599927)
小柴 賢洋 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70301827)
佐浦 隆一 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (10252769)
西田 直子 京都先端科学大学, 健康医療学部, 客員研究員 (80153881)
吉田 玉美 京都府立医科大学, 医学部, 客員講師 (30826087) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 関節リウマチ / 関節破壊 / セルフケア / 患者教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、関節リウマチ患者の関節破壊評価を用いた関節保護対策・看護プログラムの開発と検証を目的としてセルフエクササイズを指導する介入研究である。 今年度はエクササイズを12週間実施後のデータを用いて、患者の主観的評価Michigan Hand Outcomes Questionnaire(以下、MHQ)の推移を分析した。MHQは手の全般的機能、ADL、疼痛、仕事、外見、手の機能に対する満足度の6つの評価項目から構成されている。 方法は、介入時をベースラインとし、12週後のアンケートに回答した26名を対象とした。エクササイズ後のMHQ総得点と仕事の項目で、有意差を認めた。左手の満足度以外の全項目で改善を認めた。このことから、関節リウマチ患者が関節破壊部位を意識して、セルフエクササイズを実施することでMHQが改善する傾向にあることが考えられた。 また、関節リウマチ患者の高齢化に加え、高齢発症の患者が増加していることから関節炎に関した教育ニーズ評価:Arthritis Educational Needs Assessment Tool (ENAT)日本語版(ENAT-J)の作成を行なった。 本研究課題を通して、患者の生活背景、症状・困りごと、価値観などを把握しながら関節リウマチ患者がライフステージに応じて自らの価値観、健康観を大切にしながらセルフマネジメント力を高めるための支援が求められていることが分かった.
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