2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a population approach health promotion program incorporating a strength perspective
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18K10572
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
岡久 玲子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (80515619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 里織 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (20321276)
多田 美由貴 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (50732004)
松下 恭子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (10325293)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 健康増進プログラム / ストレングス / ポピュレーションアプローチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、生活習慣変容過程における地域住民のもつ力(以下、ストレングス)の視点を取り入れた、ポピュレーションアプローチ型の健康増進プログラムを開発することである。第一段階として、プログラムに用いる「ストレングスセルフチェックシート」の作成とその妥当性・信頼性の検証を行った。その後、第二段階として、地域住民を対象としたプログラム実施と評価を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、地域住民を定期的に集めて継続的に集団健康教育を行うことが不可能となった。そこで、先行文献・関連書籍をもとにプログラム実施計画を再検討し、対象を地域住民から看護大学生に変更し、ポピュレーションアプローチ型の健康増進プログラムの介入と効果検証を行った。 最終年度は、看護大学生34名を対象とし、介入群(ストレングス視点をもつプログラム実施群)とコントロール群(通常の標準的な内容のプログラム実施群)の2群に分けて縦断調査を行った。両群とも、活動量計を用いたセルフモニタリングを個別に実施するとともに、研究開始時(2023年7月)とその3週間後に、基本属性、セルフモニタリングの振り返り、計測、生活習慣に関する調査を行った。 研究開始時、介入群は専用のタブレットによるストレングスチェックを行い、その後、ストレングスタイプ(活用力、改善力、つながり力、自己理解力)別のグループワークを実施した。コントロール群は、セルフモニタリングを踏まえたグループワークを行った。両群とも、研究開始3週間後に目標達成度の自己評価、個人目標の見直しを行った。介入群における研究開始時と3週間後のストレングスの比較では、活用力、改善力、総合得点、つながり力の順に差が大きく、3週間後のストレングス得点が高かった。また、介入群の方がコントロール群より目標達成度が高かったが有意差は認めなかった。
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Research Products
(2 results)