2019 Fiscal Year Research-status Report
LGBTにまつわる困難・トラブルへの対応策集の作成
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18K11893
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
石丸 径一郎 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (30435721)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | LGBT |
Outline of Annual Research Achievements |
5年間の研究機関の2年目である今年度は、LGBTQにまつわるトラブルや困難事例について、引き続き幅広く情報を収集した。東京レインボー・プライドやレインボー・リール東京といった国内の関連イベントだけでなく、台北にて行われているプライドパレードである台湾同志遊行(Taipe LGBT Pride)からも情報を収集した。台湾は今年度の5月にアジア諸国で初めて同性婚を法制化した国である。 現在のLGBTQについての取り組みではあまり注目されていないインターセックス・性分化疾患に関してもインタビュー研究を行い、メキシコにて行われたthe 24th World Congress of Sexologyにて学会発表を行った。企業や学校だけでなく、医療分野での取り組みについての課題が浮き彫りになった。LGBTQのアイデンティティ発達は、揺らぎや逡巡を経て確立されないケースも多く存在するなどの多様性についてまとめた論文を発表した。またLGBTQが経験するトラウマについて、研究動向をまとめ、シスジェンダーLGBTとトランスジェンダーとの違いを軸に解説した論文を執筆し発表した。また、より幅広い関連テーマとして、多数派も含めた青年における性行動の研究動向について論文を発表した。 3年目に向けて、収集したデータの整理分析を行い、トラブルと可能な対応策について体系化し、検索・参照がしやすい形式を工夫してまとめていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大きな遅れはなく、順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も同様に調査を続行し、データを整理。分析していく予定である。
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Causes of Carryover |
年度末に予定されていたGID(性同一性障害)学会が、新型コロナウイルスの問題により開催延期となり、それに関連する費用が執行されず余剰となった。おそらく翌年度に同学会が開催される見込みのため、その費用として使用する計画である。
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Research Products
(10 results)