2022 Fiscal Year Research-status Report
明代武官を中心とした社会的異種階層間の文学的交流の研究
Project/Area Number |
18K12310
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井口 千雪 九州大学, 人文科学研究院, 講師 (70740695)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 武官と文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年11月12日~2023年3月31日の期間、研究代表者が産休・育休を取得し、研究活動を中断していたたため、2022年度には研究が行われなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年11月12日~2023年3月31日の期間、研究代表者が産休・育休を取得し、研究活動を中断していたたため、2022年度には研究が行われなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本課題における当初の目的の一つであった、明代に武官が出版した家刻本、或いは彼らの詩文集についての調査が未遂であるので、2023年度にこれを行う予定である。 具体的には、『明史』や銭謙益『列朝詩集』、地方誌、各地の蔵書目録などの記載から、明代武官に関するものを抜き出し、それらを分析し、明代武官の文筆活動・出版活動、異なる社会階層との文学を通じた交流のあり方を明らかにし、これまで顧みられることのなかった明代武官の文学活動について一考を呈したい。国内の蔵書機関での調査、可能であれば中国の蔵書機関での調査も行いたい。 また、これまで調査研究した内容のうち、『金瓶梅』に描かれる武官・軍士の世界について、学会発表は行ったものの、未だ研究論文として発表できていないので、これまでの研究内容をさらに補った上で、2023年度中に論文にまとめて発表する予定である。
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Causes of Carryover |
2021年11月12日~2023年3月31日の期間、研究代表者が産休・育休を取得し、研究活動を中断していたたため、2022年度には研究が行われなかった。 2023年度には、明代武官の文学活動に関する書籍の購入、実際に各地の蔵書機関で武官の出版物を調査するための旅費として使用する予定である。
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